神戸市は2024年12月17日に、事業者を公募してうた「神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業」について、ジーライオンを代表企業とするグループを優先交渉権者に決定したと発表しました!
整備事業は、新港第1突堤と第2突堤間の水域と水域周囲の緑地を一体の空間として活用し、都市のブランド価値を高め、賑わい創出の効果を生み出す、大型艇を中心とするマリーナ等の整備・運営を行うものです。
【出典元】
→神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業 優先交渉権者の決定
ジーライオングループの提案によると、日本初のスーパーヨットと呼ばれる大型艇に特化した民設民営のマリーナを整備。 (オーナーバース:75~130ft・約20艇、ビジターバース:75~200ft・約10艇)。 ヨットを借景とする緑地空間に、開放的なレストランやクラブハウスなどを配置するほか、本マリーナを拠点に、『せとうちクルージング・ネットワーク』を構築。国際ボートショー、SUPやシーカヤック、船上ブライダルなど様々なイベントを開催する計画です。2025~26年に設計や工事を進め、2027年春頃の開業を目指しています。
スーパーヨットとは?
一般的に外国人富裕層などが個人 所有する全長80フィート以上(24m 以上)の大型クルーザーが「スー パーヨット」あるいは「メガヨット」と呼ばれています。スーパーヨットとともにレジャー目的でオーナーの富裕層が各国を訪れ、少ない人数で、寄港先で大規模な消費が見込めることから、世界的に注目が集まっています。
少し前のデータですが、2018年におけるスーパーヨットの隻 数は世界で9,395隻で、2007年(4,400 隻)と比較して、11年間で2.14倍に増加しています。訪問先はカリブ海、地中海が人気となっています。
客単価の低い大型クルーズ客船は、訪れる観光客の人数に対して、それに見合う経済効果をもたらしませんでした。一方、超富裕層が所有するスーパーヨットは、桁違いの消費を行うため、少ない人数で大きな経済効果が見込まれます。また、クルース旅の特性から、魅力ある離島や地域が、スーパーヨットを呼び込む事で、経済効果が得られる可能性があります。
海外からスーパーヨットで来日するとして出入国審査体制はどうするのだろうか。
日本国ではビジネスジェットの受け入れ体制すら満足に出来ていないのを見ると一抹の不安が^^;