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大阪市都市計画局が『京橋駅周辺公共空間再編』の方向性及と利活用方策検討プロポを実施!最大の鍵はJR東西線の地下化



 

大阪市都市計画局は、京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務で公募型プロポーザルを実施します。参加申請書及び参加資格審査資料を30日まで受け付けて、提案書の提出者決定を10月1日に通知。提案書等を10月4~18日まで受け付け、プレゼンテーションを10月21日に行い、審査結果を10月27日に通知する予定です。参加資格は入札参加有資格者名簿(測量・建設コンサルタント等)の「建設コンサルタント(業務種別)都市計画及び地方計画(登録部門等)」で入札参加資格を有している単体又は共同企業体などです。

 

【出展元】
京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務委託

 

 


京橋駅周辺におけるまちづくりについては、JR学研都市線・東西線の連続立体交差事業とそれに併せた土地区画整理事業の施行等による都市基盤の一体的整備にむけた検討を行ってきました。

しかしながら、連続立体交差事業については、2000年度に国土交通省から着工準備採択を受けたものの、厳しい財政状況から2014年度の事業再評価の結果、事業休止となり、現在まで事業着手が難しい状況が続いています。

一方、京橋駅周辺は、2017年8月に大阪の都市再生を進める上で重要なエリアとして都市再生緊急整備地域に指定され、ターミナル駅にふさわしい複合的な都市機能の集積や交通結節機能の強化、歩行者ネットワークの向上等が求められており、現在ポストコロナも見据えながら、関係者とともに今後の京橋駅周辺のまちづくりの方向性について検討を進めています。

このような中、市としては民間開発の機運を逃すことなく適切に誘導・促進するためにも、開発の前提条件となる公共空間再編の方向性について具体化していく必要があります。そこで、都市再生緊急整備地域大阪城公園周辺地域の国際競争力強化に向けた現状分析を行うとともに、京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトやJR東西線の地下化ルート等を勘案した公共施設のあり方及び土地利用の方向性並びに同エリアのめざすべき将来像の検討を行う事になりました。

 

 


京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務の内容は、①都市再生緊急整備地域大阪城公園周辺地域の国際競争力強化に向けた現状分析、②京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの検討、③京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの実現に向けた公共施設のあり方及び土地利用の検討、④京橋駅周辺におけるめざすべき将来像の検討の4点です。

 

1:都市再生緊急整備地域大阪城公園周辺地域の国際競争力強化に向けた現状分析
・国際競争力強化に向け、大阪城公園周辺地域及び 京橋駅周辺におけるSWOT分析を行い、国際競争拠点としての強み
・弱みを明らかにすると ともに、国際競争力強化に向けたそれぞれの役割や課題を明らかにする。
・分析項目については、少なくとも国内外の主要都市との交通利便性(新幹線駅までのアクセス 時間、国際線空港までのアクセス時間)、都市機能の集積の程度(単位面積あたりの就業人口、 事業所数)、経済活動の規模(単位面積当たりの GRP(地域総生産額))を含むものとする。


2:京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの検討
京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプト及び、導入すべき都市機能について検討を行う


3:京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの実現に向けた公共施設のあり方及び土地利用の検討

コンセプト実現に向けた公共施設のあり方及び土地利用の方向性の検討
公共施設及び土地利用における対応方策の検討

4:京橋駅周辺におけるめざすべき将来像の検討
京橋駅周辺におけるめざすべき将来像の検討を行う。

 

 



京橋駅周辺については、対象地区の中心に位置するイオン京橋店跡の再開発がトリガーとなりエリア全体を再構築する流れになりつつあります。現在、関連各所による検討が行われいると思いますが、今回の検討調査業務によって一定の方向性が定まるのではないでしょうか?

また、イオン側の建物の設計は、特にJR東西線の地下化の如何によって大きく変わるはずなので(接続準備を行うか否かなど)、ある程度の方向性が纏まらないと再開発に着手できないのではないかもしれません。

さらにJR東西線の地下化されるか否かによって、OBPで行き止まりになってる玉造筋の北進されるかどうかも決ってきます。玉造筋が北進すると、JRと京阪の乗り換えルートのど真ん中に道路が出来る事になるので、別の乗り換えルートを確保する必要性が出てきます。その場合は京阪モール前の広場に新ビルを建てて、環状線と立体的に接続する新しい乗り換えルートを作るのでは?などなど、妄想が止まらなくなってきます(笑)調査結果は2022年3月末までに纏められる予定なので、その辺りで京橋エリアの将来象の青写真が浮かび上がる事になります。

4 COMMENTS

koko

ポテンシャルがあるのにアカ抜けない街は京橋と弁天町
もったいない代表格

ikenobo

高層化は時代とともに進むでしょうが、悲願の玉造筋延伸と東西線地下化はこの機会を逃すと、もう我々の生きているうちに見ることはできません。JRと京阪の乗り換えルートのど真ん中に道路が出来るなら、いっその事玉造筋に、梅田、難波、あべのに次ぐような地下街を作ってほしいもんです。アクセスは立体的に複数あるのに越したことはありません。というかこの2大土木が進められると妄想ではなく必然のような気がします。

谷町百丁目

これだけの大きなポテンシャルが無駄になっている街はそうそうありませんからね。
仮に理想的なプロジェクトが実現したとして、完成するのは2030年代になるでしょうけど、だからこそうめきた2期や夢洲の後に続く大阪の目玉案件として新大阪や森之宮の再開発と並び立ってほしいものです。

ふる

京橋大改造計画ですね。
上手く行って梅田、難波、天王寺に並んで欲しいです。

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