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大和ハウス工業が工業団地「DPIシリコンヒルズ熊本」を開発すると発表。敷地面積約7.9万㎡、事業規模は約110億円を想定!



大和ハウス工業は、2023年12月20 日付のニュースリリースで、熊本県益城町において工業団地「DPI(ディープロジェクトインダストリー)シリコンヒルズ熊本」の開発工事に着手したと発表しました!同社と益城町は8月25日に、産業の振興と雇用機会の拡大に寄与するため本工業団地における協力協定を締結しており、益城町と連携しながら積極的に企業誘致を行い、地域の活性化を図ってく方針です。

大和ハウス工業は、製造施設や物流施設、オフィスなどの施工実績を活かして、工業団地を開発しており、2007年4月に同社初となる「富士御殿場工業団地」を開発、以降、同社グループの施工ノウハウやコンサルティング力を活かし、国内外で工業団地の開発を進めてきました。

【出典元】
工業団地「DPIシリコンヒルズ熊本」を開発します|大和ハウス工業のリリース

 



今回の計画地は、台湾の半導体受託製造大手TSMCの進出で活況を呈している、「セミコンテクノパーク」から約10kmほどで、半導体製造工場など関連施設の立地場所として最適です。九州自動車道「益城熊本空港IC」から約8km、熊本空港から2.5km、熊本駅から18kmに位置し、自動車輸送から空輸、貨物輸送まで対応可能な交通アクセスに優れた立地特性を有しています。国内外からの企業誘致を見込める事から、工業団地「DPIシリコンヒルズ熊本」を開発することになりました。

「DPIシリコンヒルズ熊本」の 敷地面積は、「福岡 PayPayドーム」の約1.1倍となる約7.9万㎡(販売予定面積:約7.4万㎡)で、約8,200㎡~17,000㎡の6区画に分割。土地と建物をあわせた事業規模は約110億円を想定。機械や食品の製造工場の建設に適した大型の区画を用意しているだけではなく、研究施設や倉庫など、企業の事業展開に沿ったエリア拠点の新設が可能な計画となっています。



九州フィナンシャルグループは、TSMC進出による県内の経済波及効果を10年で6兆9,000億円と試算。ソニーグループが合志市に工場用地を取得する予定であることや、三菱電機が菊池市に新工場の建設を進めるなどを上げています。この試算にはTSMCが検討を進める第2工場の建設などは含まれておらず、決まれば今後さらなる効果が見込まれます。今回の大和ハウス工業「DPIシリコンヒルズ熊本」の計画も、TSMC進出による経済波及効果によるもので、半導体という金脈を掘り当てた熊本県は、この流れをさらに加速させて行く事になりそうです。

計画概要

名称:「DPIシリコンヒルズ熊本」
設置場所:熊本県上益城郡益城町大字小谷2083-7、2167-3
事業規模:約110億円を想定(土地と建物)
敷地面積:約7.9万㎡(「福岡 PayPayドーム」1.1倍)
販売予定面積:約7.4万㎡ ※事業規模や販売予定面積などは現状の計画

事業スケジュール
2023年01月:土地売買契約締結
2023年03月:土地決済、所有権移転
2023年07月31日:開発許可取得
2023年08月01日:販売開始
2023年08月25日:益城町との協力協定締結
2023年12月20日 :造成工事着工
2024年05月:造成工事完了(予定)
2024年夏以降:建物着工開始(予定)
2027年冬:全施設竣工(予定)

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