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2024年(暦年)の関西3空港の総旅客数は4937万人、発着回数は36.3万回、外国人旅客数は1892万人で暦年過去最高を記録!



関西エアポートは2025年1月27日付けのニュースリリースで、同社が運営する関西3空港の2024年(暦年)の利用状況を発表しました!

2024年(暦年)の関西3空港(関西国際空港+大阪国際空港+神戸空港)の総旅客数は4937万人(前年比123%)、発着回数は36.3万回(前年比110%)、貨物量は84.7万トン(103%)で着地しました。

3空港の総旅客数は、過去最高だった2019年には及びませんでしたが、国際線旅客数は、外国人旅客数が1892万人で暦年として過去最高を記録し、国際線旅客はコロナ禍前の19年比で96%まで回復しました。

また、3空港の国内線は2546万人で19年比95%まで回復、特に神戸空港は暦年最高を更新する358万人を記録。さらに伊丹空港は発着回数の上限に達し、1500万人を超えるまでに増加しました。

【出典元】
関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港 2024年12月利用状況

 



関西3空港のメインエンジンが関西空港である事に変わりなく、インバウンド需要により国際線の伸びが著しいですが、関空の国際線日本人旅客と関空国内線の伸びに課題が残ります。今年春にグランオープンするりT1リノベーションにより空港全体で国際線4000万人のターミナルキャパシティを実現する予定なので、今後5〜6年程度の旅客増加には対応できる見込みです。

伊丹空港は年間発着回数の上限である約13.5万回を使い切っているので、今後、大型機の規制緩和や運用時間の拡大がなければ伸びしろはあまりありません。

神戸空港は今後の発着回数の容量増加により500万人/年が射程に入りました。ただ見込まれる需要に対して施設整備が追いつかない印象で、オープン予定のサブターミナルは早晩パンクする事になりそうです。

 



2025年は大阪関西万博が開催されるので、関西空港の国際線旅客は総数で過去最高を更新する事は確実、伊丹空港も微増、神戸空港がどこまで伸びるかが楽しみです。かなり保守的な予想ですが、関西3空港の合計で10%程度の増加、約5430万人ほどに成長するのではなでしょうか。

1 COMMENT

さんたん

新ターミナル造らないのは百歩譲っていいとしても、北側連絡誘導路は早期に造るべきでしょう。

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