マレーシアの大手複合企業「ベルジャヤ・グループ」が手がけるホテル「フォーシーズンズリゾートアンドプライベートレジデンス沖縄」(以下、フォーシーズンズ沖縄)の起工式が2020年10月28日に、沖縄県恩納村の米軍恩納通信所跡地で執り行われました。
運営は世界的な高級ホテルブランド「フォーシーズンズホテルズアンドリゾーツ」が担い、同ブランドのホテルは沖縄県内初進出となります。2024年夏頃の開業を目指しています。
【出展元】
→フォーシーズンズリゾートアンドプライベートレジデンス沖縄の起工式
「フォーシーズンズ沖縄」は低層・低密度のラグジュアリーリゾートがコンセプトで、建物の屋根には赤瓦を使うなど沖縄文化を随所にちりばめているのが特徴です。
総敷地面積は約40haでホテルの延べ床面積は14.3万㎡。客室総数は278室で、ホテル棟2棟(122室)、分譲コンドミニアム棟(123室)、ホテルヴィラ5棟、分譲ヴィラ28棟などを建設します。
付帯施設はスパやフィットネス、ウエディングチャペルなどを予定。客室面積は65㎡からで、宿泊料金は1泊1室約8万円からとなる見込みです。設計は隈研吾建築都市設計事務所などが手掛け、敷地造成はベルジャヤ沖縄ディベロップメントと國場組が担当。総事業費は約10億ドル(約1043億円)規模の巨大プロジェクトで2024年の開業を予定しています。
ベルジャヤ・グループ創業者のタン・スリ氏は「沖縄は自然の美しさにあふれた南国の楽園。
本開発が沖縄のランドマーク(地域の象徴)的プロジェクトになることを確信している」、長浜善巳恩納村長は「素晴らしいホテルができることを誇りに思う」とコメントしました。
出展:フォーシーズンズ京都
ベルジャヤ・グループは、ベルジャヤ・コーポレーションを中核企業に据えた、マレーシアを代表するコングロマリット(複合企業)でホテル・リゾート開発や不動産投資、金融サービス、飲食サービス、消費財の販売などの事業を手掛けています。クアラルンプールに本社を置きグループ企業数は130社で、従業員数 30,000名 (内グループ16,000名)、企業連結ベースの年間売上高は約4,000億円の規模を誇ります。フォーシーズンズ沖縄は、2016年12月に開業した「フォーシーズンズホテル アンド レジデンス 京都」に次ぐ、日本でのベルジャヤ・グループ2番目のプロジェクトとなります。フォーシーズンズは、沖縄以外にも横浜にホテルを建設し、日本全国にフォーシーズンズブランドのホテルを合計10軒建設する予定です。
やっとといった感じです。感染症下でもなお建設にゴーサインということで。
この調子で金武町のヒルトンやむつみ橋の再開発も着工して欲しいですね。