大阪府茨木市は、2023年度の本格稼働を予定している安威川ダム周辺で整備を進めている公園の名称を「ダムパークいばきた」に決定したと発表しました!園内には人道橋としては日本最長のつり橋設置などが計画されており、官民連携で2024年春のオープンを目指ています。
公園の名称は一般公募を実施し、約1440件の応募があり、市民投票や関係者の意見聴取などを経て、「ダムパークいばきた」が選ばれました。市は、わかりやすさや呼びやすさのほか「山とまちをつなぐハブ拠点」として広くPRする事などから名称を決定しました。
【出展元】→安威川ダム周辺の公園の名称が「ダムパークいばきた」に決定

「ダムパークいばきた」は約61.6haの敷地で整備を進め、「広場エリア」「賑わい検討エリア」「デッキエリア」で構成。BBQ施設やキャンプ場、飲食施設を設置。公園内のダム湖上空には、人道橋としては日本最長の420mを誇るつり橋を設置。つり橋からバンジージャンプができるほか、湖面を生かしたカヌーやカヤックなどの水上アクティビティーが楽しめ、年間来園者数100万人を目指す計画です。

「ダムパークいばきた」の施設配置はこんな感じです。

府道沿いに広大な駐車場と民間が整備する「賑わい検討エリア」が設置されます。

広場には春の季節感を演出するリング状の園路サクラ並木を整備。

約5mの高低差を繋ぐバリア フリー勾配のスロープ の先に見えるのは、市民の活動を受け止める大きな芝生広場と象徴的な形状の吊橋主塔。写真映えするサイン シンボルなど設置。

日本最長の人道吊り橋を望むレイクサイド。SUPやカヌーやカヤックなどの水上アクティビティーが楽しめます。
これまでの経緯

茨木市は、安威川ダムの周辺に、PPP(公民が連携して公共サービスの提供を行うスキーム)によって公園や吊り橋などを整備し、ダム周辺の魅力向上を図る計画を進めており、2024年度に公園がオープンする予定です。
また、同市は2020年8月に『安威川ダム周辺整備事業』の候補者に、大和リースを代表とするグループを事業候補者を選定しました。グループの構成員は大和リース、Gravity Park Holdings、E-DESIGNの3社で、ダム湖の眺望を生かしたバンジーなどを楽しめるアクィテビティ施設が整備されます。
※安威川ダム公園(仮称)は管理人が便宜上付けた仮称であり正式名称ではありません
安威川ダム(あいがわダム)建設工事の最新状況 23.01 【2022年9月5日から8ヶ月かけて最高水位まで上昇させる試験湛水を実施中】
日本一のつり橋、アトラクション建設のプロジェクトがスタート!

グラビティパークホールディングスは、『安威川ダム周辺整備事業』において、ダムの湖畔に整備を進めるアクティビティパークのアトラクションの概要を発表。日本最長の人道つり橋「The Bridge 420」を中心に、巨大ブランコ:ダムスイング(仮称)、ブリッジ主塔ウオーク:エアウォーク(仮称)、ブリッジ主塔ウオーク:エアウォーク(仮称)の」3つのアトラクションを設置する事が明らかになりました。
【出展元】
→【The Bridge 420】 日本一のつり橋、アトラクション建設のプロジェクトがスタート!
日本最長の人道つり橋「The Bridge 420」

左岸部には、つり橋のレベルより下がったエリアに展望デッキを設置し、つり橋のダイナミックな下部構造、ロックフィルダム(岩石や土砂を積み上て建設するダム)の景観を眺望することが出来ます。また「つり橋」の中央からは大阪の中心街を望む事ができます。
つり橋に設置される3つのアトラクション

①巨大ブランコ:ダムスイング(仮称)
40mのロープにぶら下がり落下する巨大ブランコ。現在日本では1か所(ジオグラビティパーク秩父)のみ存在している。
②ブリッジ主塔ウオーク:エアウォーク(仮称)
つり橋を構成するワイヤーケーブルを登り、主塔頂上を歩く日本初のアクティビティー。
③バンジージャンプ:ダムバンジー(仮称)
つり橋の通路からバンジージャンプが見られる、日本で初めて導入されるシステム。
これまでの経緯

茨木市は「安威川(あいがわ)ダム周辺整備事業」公募型プロポーザルにおいて、大和リースを代表とするグループ(大和リース、Gravity Park )を事業候補者に決定しました。
この事業は、ダム周辺の魅力向上のために公園や吊り橋などの整備、整備後の公園指定管理を民間事業者のノウハウを活用して行うものです。公共施設部分は民間事業者がDB方式で整備し、完成後は指定管理者として管理運営を担います。また、エリアマネジメント組織を組成し、両公園施設の一体的な管理運営と、周辺も含めた地域のプロモーションやまちづくり活動も行います。
【出展元】→「安威川(あいがわ)ダム周辺整備事業」公募型プロポーザルにおいて、大和リースを代表とするグループが事業候補者に決定されました
→安威川ダム周辺整備事業候補者の決定について
※三刀流さんから情報を頂きました、ありがとうございました!

ダム湖周辺は、「ダム湖上流エリア」、ダム湖と水辺からなる「ダム湖およびダム湖内平たん地エリア」、ダム湖に隣接する「ダム湖隣接平たん地エリア」、ダム湖の両岸を結ぶ空中部分である「ダム湖上空エリア」の4つのエリアに分かれています。

企業グループの提案では、民間施設としてダム湖上空エリアにバンジーなどのアクティビティー施設を付帯した吊り橋(人道橋)を、ダム湖隣接平たん地エリアに飲食・物販店とアクティビティー専用の駐車場を設置。また公共施設として、ダム湖およびダム湖内平たん地エリアにボードデッキ(桟橋)、ダム湖隣接平たん地エリアに広場、トイレ、パーゴラ・ベンチ、園路などの公園施設と、事務室や研修室を併設した拠点施設などを整備します。公園施設の供用開始は

最も話題となりそうなのが橋長410mの吊り橋です。現在、国内の人道吊り橋で最長の「三島スカイウォーク(400m)」を上回る長さで、その中央部にはバンジージャンプ台や巨大ブランコが設置されます。これは絶対に話題になるヤツですね!
事業候補者の決定について意見を求めた学識経験者からは、ダム湖を活かしたシンボル空間、エリアマネジメント組織 の提案は、具体的かつ実現性がある事、民間施設として整備されるつり橋は、回遊性を高める機能や、ダム湖の眺望を生かしたアクティビティを有し高い集客力を有する事、エリアマネジメント組織の提案に具体性と実現性があること、公共施設の公園に必要な機能が過不足なく備わっていることなどが評価されました。また、吊り橋が設置されるエリアでは、公共施設の広場と集客性の高い民間施設が一体となった施設利用が可能であると評価されました。
提案の概要
敷地面積:62,222 ㎡
公共施設延床面積:約820 ㎡
公共施設:
■ダム湖上流エリア:サイン整備
■ダム湖及びダム湖内平坦地エリア:ボードデッキ
■ダム湖隣接平坦地エリア
・生保地区 サクラ広場、公園トイレ棟、パーゴラ・ベンチ、園路
・あさご谷南地区 拠点施設(公園管理における事務機能に加え、地域団体等がワーク ショップ等を行うことができる貸室や研修室を併設)、イベント広 場、ちびっこ広場、駐車場500台、臨時駐車場150台
民間施設:
■ダム湖上空エリア 吊り橋(人道橋):バンジー他アクティビティ付帯
■ダム湖隣接平坦地エリア
・生保地区 飲食店、物販店、アクティビティ専用駐車場50台
2023年1月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2022年8月だったので、約5ヶ月振りの取材です。

法面に芝生が植えられています。巨大吊り橋はこの上あたりに掛けられると思われます。

賑わい検討エリアの様子です。駐車場や民間企業によるBBQ場などが整備されます。

施設配置がイマイチ解りません・

撮影していると「野生の鹿」が現れました。

このあたりの上空に吊り橋が渡されるのでしょうか?

最後は整備エリア(写真左)と対岸の様子です。吊り橋の対岸がどうなるのか?も気になる所ですね。
2022年8月の様子

現地の様子です。取材時には公園整備の為の造成工事が行われていました。

内部の様子です。完成時にどんな姿になるのか?まだ想像がつきませんね。

このあたりから人道橋が伸びるのでしょうか・・・?

造成エリアをしたから見た様子です。

見下ろした様子です。

最後はダム湖周辺の様子です。
大和リースは大阪の会社ではないのですか?
また東京資本による開発か。。。
修正されましたね。ありがとうございました。
吊り橋に設置される3つのアトラクションの③はブリッジ主塔ウオーク:エアウォーク(仮称)ではなく、バンジージャンプ:ダムバンジー(仮称)だと思います。ブリッジ主塔ウオーク:エアウォーク(仮称)は②だけです。