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元新洞小学校跡地の活用計画が始動!西松建設が契約候補事業者に、「交流型学生寮」「有料老人ホーム」「自治会活動スペース」などを整備



京都市は、左京区の元新洞小学校跡地について、「歴史と記憶を未来につなぐ新たなまちづくりの拠点の創出」をテーマに再開発を進めています。令和6年5月に設置された「元新洞小学校跡地活用に係る契約候補事業者選定委員会」による審査の結果、西松建設株式会社が契約候補事業者に選定しました。

学生と高齢者が共生する新たなコミュニティへ

西松建設の提案では、跡地に「交流型学生寮」「有料老人ホーム」「自治会活動スペース」などを整備し、多世代間交流を促進します。特に、国内外の学生が交流できる住環境を整えることで、地域に活気をもたらし、将来的な定住促進を図る狙いがあります。また、高齢者の増加や単身化への対応として、有料老人ホームを設け、地域の福祉機能を強化します。

さらに、地域活動の拠点として、校舎本館の面影を残しつつ、耐震性に優れた新本館を建設します。集会スペースや体育館、倉庫などのほか、オープンスペースや消防分団詰所を併設し、地域防災の拠点としての機能も担います。

 

60年間の貸付契約、地域経済の活性化にも寄与

この計画では、跡地は60年間の貸付契約とし、貸付希望価格は年間4,350万円(減額調整前)です。また、地域との協力を重視し、住民と協議を重ねながら事業を進める方針です。

選定委員会の評価では、地域との共存や京都市の施策への貢献度が高く評価され、西松建設が210点満点中168.5点を獲得し、契約候補事業者に選ばれました。今後、令和7年3月頃を目途に京都市と基本協定を締結し、事業化に向けた協議が進められる予定です。

左京区に新たなにぎわいを創出



元新洞小学校跡地は、「大学のまち・学びのまち」として知られる左京区に位置しています。学生と地域住民、高齢者が共に暮らすことで、多世代が交流し、新たなコミュニティの形成が期待されます。また、地域の活性化や防災拠点の整備により、持続可能なまちづくりにも寄与します。

元新洞小学校跡地の活用計画は、歴史と記憶を未来へつなぎながら、新たな賑わいと活力を生み出すプロジェクトとして、今後の進展が注目されます。

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