出展:タカラトミー
東京都葛飾区は、新宿(にいじゅく)交通公園(葛飾区新宿三丁目)のリニューアル事業に関連し、玩具メーカーのタカラトミーと、「トミカ」「プラレール」の著作物使用許諾契約を締結しました。子ども・子育て世代を主なターゲットとし、区内外からの来園を見込んだ公園整備を進めます。
著作物使用許諾契約の概要
契約締結日は2025年11月14日で、使用許諾期間は同年11月17日から2027年3月31日まで。契約金額は550万円(税込)で、内訳はトミカが275万円、プラレールが275万円となっています。これらの内容は、2026年1月21日に開催された葛飾区建設環境委員会で報告されました。
新宿(にいじゅく)交通公園の現状とリニューアルの背景

出展:東京都葛飾区
新宿交通公園は、敷地面積11,530㎡の交通公園で、園内を走るミニSLや実物車両の展示、自転車やゴーカートの貸し出し、信号機を使った交通ルール学習など、体験型の交通教育施設として利用されてきました。
一方で、開園から年数が経過し、施設の老朽化が課題となっていました。葛飾区では、これまでの交通教育機能を踏まえつつ、より多様な世代が訪れる公園へと再整備する方針を示しています。
実施計画策定に向けた検討内容
葛飾区は、令和5年度に新宿交通公園の再整備に関する基本計画(案)を策定しています。今回の著作物使用許諾契約は、その基本計画を具体化するための準備段階に位置付けられます。
今後は、以下の点について検討を進める予定です。
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入場料設定を含む事業性の検討
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集客を持続させるための運営手法
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公園へのアクセス方法や周辺環境への配慮
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区内外の子ども・子育て世代を対象としたアンケート調査による集客予測
アンケート結果は、来園者数の推計や施設内容の検討に活用される見込みです。
実施計画策定支援業務は八千代エンジニヤリングが担当
新宿交通公園リニューアル実施計画策定支援業務については、プロポーザル方式により事業者選定を行い、八千代エンジニヤリング株式会社と契約を締結しました。契約金額は29,084,000円(税込)で、履行期間は2025年2月25日から2026年3月31日までです。同社は、基本計画(案)を踏まえ、トミカやプラレールの世界観をより明確に反映させるとともに、事業性や持続性を考慮した実施計画の策定を支援します。
葛飾区とタカラトミーのこれまでの関係

出展:タカラトミー
タカラトミーは1941年に葛飾区本田立石町(当時)に工場を建設して以来、葛飾を拠点におもちゃの製造・発信を続けてきました。2006年の新社屋建設時には、地元小学生がアート制作に参加するなど、地域に開かれた企業活動を行っています。
2017年には葛飾区と地域活性化を目的とした協定を締結し、ハロウィンパレードや小学校への出張授業、博物館での特別展開催などを通じて連携を深めてきました。今回の公園リニューアルは、こうした継続的な関係性を背景とした取り組みといえます。
2029年度のリニューアルオープンを目指す
葛飾区では、実施計画策定後、詳細設計や改修工事を段階的に進め、2029年度のリニューアルオープンを目標としています。トミカやプラレールの世界観を取り入れた新たな新宿交通公園が、どのような形で整備されるのか、今後の計画内容が注目されます。
出典・参考資料
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葛飾区 建設環境委員会資料
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葛飾区「新宿交通公園リニューアル実施計画策定支援業務委託」公表資料
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東京都葛飾区およびタカラトミー公式発表


