野村不動産は2020年11月30日付けのニュースリリースで、同社が展開している中規模ハイグレード型オフィスブランド「PMO」を含む5物件のオフィスビルを、2023 年までに関西エリアにて展開すると発表しました。「PMO」ブランドの東京エリア以外での展開は初めてとなります。
また、関西では「PMO」に加えて同時に、新大阪にて新たなオフィスブランド「PMO EX」を立ち上げます。サテライト型シェアオフィス「H1T」小規模企業向けクオリティ スモール オフィス「H₁O」含めて、関西エリアでのオフィスビル事業を加速する、としています。
【出展元】
→関西エリアへ PMO シリーズを初供給、 2023 年までに全 5 物件の展開を決定
中規模ハイグレード型オフィスPMOとは?
野村不動産が2008年から展開している、中規模ハイグレード型オフィスブランドです。1フロア 1 テナントをコンセプトに中規模ビルで、大規模ビルと同等の機能性とグレード提供しており、「セキュリティを高めたい」「働きやすいオフィスに入居し採用を強化したい」といった中規模オフィスを求める企業のニーズを実現しました。「PMO」は東京エリアで39棟を竣工、累計 300 社以上の企業が入居しています。
新ブランド「PMO EX(ピーエムオー イーエックス)」を立ち上げ
野村不動産は新ブランド「PMO EX(ピーエムオー イーエックス)」を大阪で立ち上げます。『PMO EX』は、1フロア 1 テナントをコンセプトに展開してきた「PMO」シリーズに加え、「グレード感や機能性は落とさずに、もっと小さな面積帯で利用できるようにしたい」というニ
ーズに応えるものです。
ブランド名に加わった「EX」には、EXPAND(空間の拡張)や EXTEND(機能の拡張)EXTRA(特別仕様)といった意味を持たせており、基本的に「PMO」シリーズよりも各階フロア面積の広いビルを対象として様々な面積帯の利用が出来る点、「PMO」シリーズよりも共用スペースを拡充させている点が大きな特徴です。
各フロアを細かく分割できるため、社員の出社率や業績に応じた利用面積の増減に柔軟に対応できるほか、入居者向けの「ヒューマンファーストサロン(共用利有スペース)」を整えており、自社会議室が使えない場合も、接客やミーティングを行うことが可能になるなど、利用者の利便性向上を追求しました。なお、現在建設中の「PMO EX新大阪」がこの新ブランドの第 1 号物件となります
古い中規模ビルが更新時期を迎えるタイミングで積極展開
大阪は中小企業の多いエリアですが、グレードの高い中規模オフィスビルは少ない状況で、築年数の経過したビルの割合が高いです。その為、高品質の中規模オフィスビルを求めるニーズが潜在しています。今後は、競争力を失い売却される老朽オフィスビルが増え事業用地が増加すると予想されます。その為、ハイグレード中規模オフィスビル「PMO」の事業拡大のチャンスと取られています。
ウィズコロナのオフィス市場を見据える
コロナ禍により企業ではオフィスの見直しが始まり、働く場所は”一拠点集中型”から“適性分散配置”の流れに移行しつつあり、各社はワークプレイスの最適な組み合わせを模索しています。
野村不動産は、規模や利用時の用途等で幅広いオフィスをラインナップする強みを生か
し、オフィスの再編成に伴う多様なニーズに応える為に、サテライト型シェアオフィスからハイグレードオフィスまで、ニーズに合わせたオフィスブランドを展開しています。大阪では、2021 年 7 月からブランド「PMO EX」「PMO」シリーズ、小規模企業向けクオリティ スモール オフィス「H₁O」の展開を予定しています。
「H1T」:サテライト型シェアオフィス
「H₁O」:小規模企業向けクオリティ スモール オフィス
「PMO」:ハイグレードオフィス
「PMO EX」:新ブランド