咲洲コスモスクエア地区複合一体開発にマレーシア不動産大手が開発提案

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大阪市は住之江区の咲洲コスモスクエア地区の土地(約5ha)を売却するため、複合一体開発の市場性を調べる事前確認を実施し、事前確認の結果を踏まえて12月に売却に向けた公募型プロポーザル方式の実施要領を配布し、2015年3月に事業予定者を決めると発表しました。これに関連してマレーシアの大手不動産会社が、咲洲コスモスクエア地区にホテルや高級マンションなどの大規模開発を提案しているそうです。市は他の事業者の提案も募り、今年度中に売買契約をまとめたいそうです。


【出典元】→YOMIURI ONLINE>
マレーシア不動産大手がコスモスクエア開発提案


※福島区民さんから情報を頂きました。ありがとうございました!








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【引用元】→大阪市HP>咲洲コスモスクエア地区複合一体開発に関する事前確認について


咲洲コスモスクエア地区では、平成23年に関西イノベーション国際戦略総合特区に、平成24年には特定都市再生緊急整備地域に指定され、環境・エネルギー産業をはじめとする次世代産業等の企業集積による拠点形成をめざすとともに、国際会議、展示会、ビジネスツアーの実施等のMICE機能の強化に向けた取り組みを進めています。

また、コスモスクエア駅前では、平成16年の地区計画変更による居住機能の導入以降のマンション立地により居住者が増加しており、地区利便施設の適切な導入に向けて、平成263月に地区計画の変更を行いました。しかし、単画地ごとの開発に対して、全体として一体感のない開発となっているとの指摘も受けており、今後は複数区画での統一のとれた複合開発が望まれています。

このような状況の中、今回、民間事業者より複数区画における複合用途の開発の提案があったことを受け、大阪市(以下「本市」という。)及び株式会社大阪港トランスポートシステムが所有する咲洲コスモスクエア地区の複数区画の土地について、上記方針に沿った開発プロジェクトの市場性の有無について確認を行う「事前確認」を実施致します。
 
本件対象地は、大阪都市計画・咲洲コスモスクエア地区地区計画におけるF地区及びH地区であり、地区計画に土地利用方針等が定められています。また、都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域に指定されており、地域整備方針が定められています。これらの方針を踏まえた計画案を求めます。
 
咲洲コスモスクエア地区での複合一体開発の実施を希望される方は、この実施要領をお読みいただき、各事項をご承知のうえ、計画を提案してください。「事前確認」の結果、本市の方針に沿った開発の意向を示す事業者が複数者あった場合は、各社の計画案を踏まえ本市が分譲画地を決定したうえで公募型プロポーザル方式による公募を実施して事業予定者を決定することとし、開発の意向を示す事業者が1社の場合は、計画提案書の内容について審査を行ったうえで、当該事業者と土地売却について協議を開始することとします。












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マレーシアの事業者提案は、市営地下鉄中央線コスモスクエア駅周辺に、ホテルや高級マンション、オフィスビル、商業施設などを建設。高級感を売りにした統一感のある開発を行い、富裕層を呼び込む計画だそうです。

突如浮上した咲洲コスモスクエア地区複合一体開発。マレーシア不動産大手が開発提案を行っている事に大変驚きました。関西国際空港のLCCハブ化やUSJを中心とした大阪の観光都市としての地位向上などの追い風が吹いている事は間違いなさそうです。長年塩漬け状態が続いていきたベイエリアの埋立地が、その計画当初に想定していた様な「周辺環境」になりつつあるのかもしれませんね。