独立行政法人都市再生機構(UR)は、2020年7月3日付けのニュースリリースで、2023年3月末までの「1000 日プロジェクト」として、“「みどり」のリビングラボ”をコンセプトに、地域の方々と連携したプログラムや協力企業等による新たな暮らしの仕組みづくりの実証実験等を展開する活動の拠点「うめきた外庭 SQUARE」を地域の関係者に向けて先行して開設すると発表しました。
【出展元】
→「うめきた外庭 そとにわ SQUARE」の地域関係者向け先行オープンについて
→「うめきた外庭 SQUARE」での実証実験が本格始動
また三菱地所を代表企業とするうめきた 2期開発事業者 JV9社は、2020年11月17日付けのニュースリリースで、未来のまちづくりのための実証実験を展開する活動拠点「うめきた 外庭 SQUARE」を活用し、関西・大阪の国際競争力強化に資する「みどり」における先進的活動の実現に向けた先行トライアルを実施すると発表しました。
うめきた2期は『「みどり」と「イノベーション」の融合拠点』をまちづくりの方針に掲げており、UR都市機構が都市公園の整備を行い、JV9社が公園の管理運営を予定しています。
梅田スカイビルに隣接した立地
計画地はこちらです。グランフロントからスカイビルに繋がる地下道の階段を上がった所の空地2カ所が対象です。URは、パートナー事業者とともに、うめきた周辺地域 への「みどり」の波及に関する先導的事業に取り組むこととしており、今回の取り組みはその一環です。
※1 パートナー事業者は、下記の 9 者
阪急電鉄㈱、三菱地所㈱、大阪ガス都市開発㈱、オリックス不動産㈱、関電不動産開発㈱、 積水ハウス㈱、㈱竹中工務店、うめきた開発特定目的会社、㈱日比谷アメニス
うめきた 外庭 SQUAREは「未来の都市公園の実験場」
「うめきた 外庭 SQUARE」に関するニュースリリースや記事を読んでも今ひとつピンと来ないと思います。「うめきた 外庭 SQUARE」の役割を大雑把に説明すると、うめきた2期に整備される都市公園で活用出来そうな、先進的なテクノロジーやデザイン、様々な企画の実験フィールド、未来のまちづくりのための実証実験を行う活動拠、といった所でしょうか
【1】都市公園の先進的な管理運営、環境整備につながるトライアル
ロボット、AI、IoT を導入した緑地管理の業務効率と質の向上
ICT を活用した安全安心や快適性に関するサービス向上
クリエイターの参画による「みどり」の上質な空間演出や賑わい創出
【2】持続可能なパークマネジメントに寄与する付加価値創出に向けた多様なアイデア・企業活動のトライアル
質の高い「みどり」に相乗効果を生むワークプレイスとしての活用
「みどり」を媒体の一部とした企業プロモーション等への活用
MaaS 等の来街者への新たな利便サービス・事業展開に向けた実証
【3】都市公園におけるアクティビティ活性化、新たなコミュニティ形成に向けたトライアル
店舗の新規開業等を目指す人材の発掘・育成を想定したチャレンジショップ
来街者のリフレッシュや交流に資するアクティビティツールの活用
市民が主体となる「みどり」を活用した魅力的なアクティビティの場の提供
天然芝と人工芝の2カ所で実験
施設名 : うめきた外庭 SQUARE
事業主体 : 独立行政法人都市再生機構 パートナー事業者: 阪急電鉄㈱、三菱地所㈱、大阪ガス都市開発㈱、 オリックス不動産㈱、関電不動産開発㈱、積水ハウス㈱、 ㈱竹中工務店、うめきた開発特定目的会社、㈱日比谷アメニス
開設期間 : 2020 年 7 月 4 日~2023 年 3 月末(1000 日間) ※当面は地域限定開設、2020 年 7 月下旬以降 グランドオープン予定
設置趣旨 : 注目や話題を集めて人を呼び込みエリアの価値を高める魅力的な 取り組みとあわせて、地域の方々や行政とともに、試行錯誤しなが ら段階的に“まちの将来ビジョン”を共有するための取り組みを進 めていくこと。
うめきた 2 期地区等スマートシティモデル事業
「うめきた 外庭 SQUARE」では、以下の取り組みについて、国土交通省のスマートシティ・先行モデルプロジェクト「うめきた 2 期地区等スマートシティモデル事業」 として選定されたことを受け、都市課題解決やうめきた 2 期地区への実装の可能性も見据えた各種実証 実験を補助制度も活用して実施されます。「うめきた 外庭 SQUARE」は、見た目は小さな芝生公園ですが、これから密かに未来技術の実験が行われる事になります。