高岡駅橋上化・南北自由通路工事は、富山県第二の都市「高岡市」の拠点である高岡駅の駅舎改良工事です。今回の改良工事により駅舎の橋上駅舎化が行われ、南北自由通路も同時に整備されます。
※完成イメージパースは現地に掲示されていたパネルを撮影
【事業内容】
■駅舎改良 ー橋上駅舎・南北自由通路を整備しバリアフリー化を行う
■氷見線の移設 ー現駅舎北口側ホームに移設
■北・南口駅前広場の整備 ー北口駅前広場は面積を拡張、南口駅前広場は現状規模で再整備する
■人工デッキの整備 ーウイング・ウイング高岡、高岡中央駐車場、駅舎・南北自由通路をつなぐ
■万葉線の延伸 ー路面電車万葉線を延伸し、駅舎への近接化を図る
■駅舎改良 ー橋上駅舎・南北自由通路を整備しバリアフリー化を行う
■氷見線の移設 ー現駅舎北口側ホームに移設
■北・南口駅前広場の整備 ー北口駅前広場は面積を拡張、南口駅前広場は現状規模で再整備する
■人工デッキの整備 ーウイング・ウイング高岡、高岡中央駐車場、駅舎・南北自由通路をつなぐ
■万葉線の延伸 ー路面電車万葉線を延伸し、駅舎への近接化を図る
南北自由通路を含めた全面開業は2011年8月28日ですが、橋上駅舎の一部が供用されたとの情報を頂き早速取材してきました。
南口ロータリーの様子です。写真左側が現在使用されている仮設駅舎、右側が建設中の新駅舎(正確には南北自由通路の瑞龍寺口)。駅舎の意匠は最近のJR西日本の駅舎に見られる都会的なデザインで纏められています。
現地に掲示されいた工程表です。古い跨線橋の西側に橋上駅舎を新設、その後旧跨線橋を撤去し南北自由通路を建設、橋上駅舎と接続し南北2カ所の改札口を新駅舎2階に集約、といった手順で工事が進められました。
ホームから見た橋上駅舎の様子です。広大な駅構内が汽車時代を彷彿とさせます。JR高岡駅の規模は4面7線、北陸本線、氷見線、城端線の3路線が乗り入れるほか、路面電車の万葉線が駅前から発着しています。2009年度の1日あたりの乗降客数は15,020人です。
アップで。駅構内が広い為、橋上駅舎もかなりの規模となっています。
続いては橋上駅舎の共用部分を見てみましょう。床から天井まで一杯に設けられたガラス面のお陰でとても明るく開放的な印象です。古びた跨線橋時代の駅を知っている方が、予備知識無しで見ると気絶するぐらいの変貌振りです。
反対側から見た様子です。駅舎を見て「なるほど」と思ったのが、乗り場別に塗り分けられたアクセントカラー。方面別に「赤」「青」「緑」「黄」と階段入り口の淵が大胆に色づけされており案内しやすい工夫だと思いました。
橋上駅舎と、高岡ステーションビルとの接続部付近の様子です。この高岡ステーションビルも相当老朽化が進んでいるので、再整備が待たれる所です。
一気に近代化が進んだ高岡駅。だた、建設が進められている新幹線はこの高岡駅には乗り入れず、約1.5km南側に「新高岡駅」が新たに設けられます。現在、高岡駅からは大阪、名古屋を結ぶ特急「サンダーバード」「しらさぎ」が多数運行されていますが、北陸新幹線開業後の在来線特急は全て金沢始発となり、高岡駅から日中の特急電車は姿を消す事になります。
北陸新幹線の開業後、富山県から大阪・名古屋方面に向かうには、新幹線で金沢に移動し、金沢駅で在来線特急に乗り換える事になります。新幹線開業で富山から金沢までの多少の時間短縮効果はありますが、特に高岡駅からは「新高岡駅」への移動乗り換えと「金沢駅」での乗り換えで時短効果はほとんど無くなると思います。はやり金沢駅までの開業では微妙に不便になる方が増える事になりそうなので、せめて対大阪名古屋方面の所要時間短縮が実現する敦賀駅までの延伸を早期に実現して欲しいと思いました。
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高岡は懐かしいです。仕事でよく行きました。
特急雷鳥のお世話になり、帰りはます寿司を食べるの楽しみでした。
日本三大大仏のひとつ高岡大仏があり、雪明りでみる夜の大仏は幻想的で神秘的で今でも忘れません。
万葉時代の遺跡も多く歴史都市であり、江戸時代は北陸の大阪といわれ、商都として賑わった街で大阪とは縁のある街でしたのに新幹線が出来て逆に関西とは不便になるとは残念です。
それにしても高岡駅は見違えましたね。ありがとうございます。