金沢プールは、金沢市北部にある城北市民運動公園内に建設された北陸最大級の屋内プールです。施設は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨)で延べ床面積は約1万4千平方メートル、50m、飛び込み、25mの3つのプールを備え、観客席は2500席の規模です。金沢プールは、日本水泳連盟国際公認の「国内一般プールAA」グレードのプールで、国体など主要大会の開催が可能です。総事業費は74億円、2016年8月に竣工しました。
『木箔ウォール』にやさしく包まれた屋内プール
金沢プールの外観は、背景に拡がる3つの大地(卯辰山、小立野、寺町台)と、プール屋根の稜線が呼応する金沢の原風景と調和するウェーブ形状で、特徴的な外装は伝統工芸である金沢箔を意識して『木箔ウォール』と呼ばれています。これは、金沢市産スギの集成材を活用した木パネルと複層ガラスを市松柄としたカーテンウォールで構成された、伝統工芸の指物をモチーフとしたデザインで、金沢らしさを感じられ、匠の技の伝統を継承した特徴のあるデザインとなっています。
◆50mプール(日本水泳連盟国際公認プール)
25mプール(日本水泳連盟国際公認プール)併用
レーン数:10レーン
可動床(水深0m~2.0m)及び可動壁
◆飛込プール(日本水泳連盟国際公認プール)
25m×20m
水深3.5m~5.0m
高飛込用 10m,7.5m,5m 各1台
板飛込用 3m2基,1m2基
6レーンの練習用として使用可
特徴的なデザインの側面部の様子です。木材風の外壁パネルと窓が市松模様の様に配置されています
エントランス付近の様子です。
金沢プールのそばには広大な芝生広場がありました。
最後は石川県庁から見た金沢プールの様子です。写真奥の高架橋は北陸新幹線です。