サンケイビルは、2018年09月21日付けで、オンワード樫山本館・別館跡の土地を、オフィスビル開発用地として取得したと発表しました。この土地は積和不動産関西が2016年11月に土地・建物を85億円で取得しましたが、紆余曲折を経てサンケイビルが同地を取得しオフィスビルを建設する事となりました。土地面積は2634㎡です。
【出典元】
→大阪市中央区本町のオフィスビル開発用地を取得
【過去記事】
→積和不動産が取得したオンワード樫山本館・別館他の解体工事の状況 18.07
→積和不動産が取得したオンワード樫山本館・別館他の解体工事の状況 18.06
→積和不動産が取得したオンワード樫山本館・別館他の解体工事の状況 18.03
出展:サンケイビル>S-GATE公式HP
サンケイビルは、東京の主要エリアにおいて、基準階 100~300 坪程度のハイグレードでハイスペック なミッドサイズオフィスビル「S-GATE」シリーズを積極的に展開しています。グレードが高い 築浅の中規模ビルはこれまでの供給が少なかったことや、地震に強く、防災や BCP 対策が充実していて、セキュリティも万全な、安心・安全なビルに対するニーズが高かったことから、開業中ビルは全て満室稼働しています。一方、大阪オフィスエリアにおいても、同条件のビルは供給 がほとんどないことから、「S-GATE」シリーズと同等のグレード・スペックを兼ね備 えたオフィスビルを開発すべく用地を取得したとの事です。
2018年12月30日に撮影した現地の様子です。計画地は暫定的にコインパーキングとして利用されていますが、その一角でボーリング調査が行われていました。
敷地北側でもボーリング調査が行われていました。
最後は北側から見た様子です。大阪都心部の代表的なビジネス街である本町エリアで久々にグレード感の高いミドルサイズのオフィスビルはかなりの人気物件になると思います。ボーリング調査が行われた事から、近々計画概要が発表されると思います。
大阪に空いたオフィスがないのは深刻な問題です。オフィスビルを建て替えるためには、入居者に出ていってもらわなければなりませんが、移転先がないので居続ける。だからいつまでも古いビルが残る。こんな悪循環になっていると思います。
そのためにも、新規のオフィスビル建設は絶対に必要です。
この敷地面積でオフィスでこの場所ならどのくらいまで高度利用できるんでしょうか
ボーリング調査が各所でありますけど、ここもその内の一か所。動き出すのが非常に楽しみですね。