【投資規模1兆円】IR大手の米MGM会長が「IR進出、大阪が第1候補」と表明。万博前の24年度開業を目標に

出典:MGM Resorts International

日経新聞が伝える所によると、カジノを含む統合型リゾート(IR)大手の米MGMリゾーツ・インターナショナルのジェームス・J・ムーレン会長は10日、大阪府の松井一郎知事と大阪市の吉村洋文市長を訪ね「大阪を一番の候補地と考えている」と表明した、との事です。

MGMの大阪への入れ込みは相当のもので、ムーレン氏は「は大都市でこそ、我々の力を発揮でき、かつ日本に最も貢献できる」、「我々にとって大阪がトップだ」「我々のリソース(経営資源)のすべてを大阪に注いでいる。大阪がIRの区域認定を得られるようにサポートする」と述べています。「関西国際空港や神戸空港が近く、新幹線のほか、地域の鉄道網鉄道網も発展している」など、多くの客を呼び寄せるための交通インフラを評価点にあげており、投資規模は1兆円程度になると説明しています。


 

 



 

2018年07月20日にIR実施法が可決、成立しました。IR実施法は、区域認定数の上限を「3ヵ所」と法定、地方に配慮する観点から、区域認定数見直し時期を「最初の区域認定から7年経過後」としています。以前にも書きましたが、最初の区域認定「3ヶ所」に選ばれると莫大な先行者利益を得る事ができます。政府は、区域認定プロセスの2サイクル実施を検討しており、第1サイクルの区域認定は2021年、IR開業は2024年と予想されます。第2サイクルの認定区域は2023年、IR開業は2026年以降です。本命視されている大阪は第1サイクルでの区域認定を目指し積極的に勧誘を進めています。大阪府・市は、2019年春から事業者選定のため公募を開始し、政府が基本方針を公表する夏以降、事業者を決定する方針です。

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