東急不動産株式会社は、2019年8月7日付けのニュースリリースで、兵庫県西宮市で再開発事業の検討を進めている「JR西宮駅南西地区市街地再開発準備組合」が実施した参加組合員予定者募集において事業企画提案を行い、参加組合員予定者に選定されたと発表しました。2020年度に解体開始、2025年度の完成を目指す事になります。
「JR西宮駅南西地区」はJR神戸線西宮駅前に位置し、大阪駅まで快速 2 駅12分、三ノ宮駅まで快速4駅15分と、関西の二大ターミナルへのアクセスも良好な交通利便性の高い場所に位置していますが、地区の大半は西宮市卸売市場が占めており、開設から70年以上が経過し施設の老朽化が進んでいるほか、建物の不燃化・耐 震化への対応が十分ではなく、施設の再生整備が喫緊の課題となっていました。
【出展元】→「JR 西宮駅南西地区市街地再開発事業」に参画
JR西宮駅南西地区市街地再開発事業は、JR神戸線・西宮駅の南西に広がる約1.5haの 敷地を三つの街区に分けて再開発が進められます。敷地西側のA街区に現在の西宮市卸売市場を集約・再生整備し、 東側のB・C街区に住宅・店舗等の複合施設を新たに設ける計画となっています。敷地北東で西宮駅前と接続 るC街区には、約1,500㎡の広場と、駅前から敷地南側の国道2号へと通じる歩行者専用通路が設けられ、駅前エリアの一層の快適性・回遊性向上に寄与することになります。A街区卸売市場の休場日には、卸売市場の大屋根下空間を活かしたイベント活用とも連携して地域全体でにぎわい創出を予定しています。
<開発スケジュール>
再開発準備組合設立 平成29年11月28日
都市計画決定告示 平成30年10月10日
再開発組合設立認可 令和元年11月8日(公告日:令和元年11月19日)
権利変換計画認可 令和2年10月(予定)
施設建築物工事(除却工事含む) 令和2年11月~令和7年12月(予定)
2019年12月の様子
現地の様子です。JR西宮駅至近の好立地ですが老朽化した建物が密集しています。
西宮市卸売市場の様子です。
梅田にも神戸に15分程度で到達出来る西宮駅前とは思えない、時間が止まったような不思議な眺めです。
再開発は2020年11月着工予定です。数年後にはその姿を大きく変える事になります。