神戸市役所本庁舎2号館再整備事業は、建築から60年以上が経過し、老朽化が進んでいる神戸市役所本庁舎2号館を、民間事業者の優れたノウハウを活用して建て替えを行い、庁舎機能を再整備し、三宮駅とウォータフロントの中間地点に新たな「にぎわい」を創出、国内外からの集客・交流を一層促進する計画です。
神戸市は2022年8月31日に、本庁舎2号館再整備事業の開発事業者にオリックス不動産を代表企業とするコンソーシアムを開発事業者に選定しました。コンソーシアムが提案した開発コンセプトは「Connect Pier KOBE」。港町神戸のふ頭(Pier)が海に向かって延びていくように、都心のにぎわいや回遊を周辺に拡張しながら、世界、社会、地域とのつながり(Connect)を生み出し、「神戸の未来をけん引する交流・創造拠点づくり」に取り組んでいくものです。
コンソーシアム
(代表企業)オリックス不動産
(構成企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産
(協力企業)日建設計
→神戸市>市役所本庁舎2号館の再整備
→「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」の事業者公募 開発事業者に選定
新ビルは、S造・RC造(中間階免震構造)、地上28階、地下2階建て、高さ約140m。敷地面積:約4,889㎡、建築面積:約4,350㎡、延床面積:約77,000㎡の規模で、市庁舎、市民利用空間、ホテル、オフィス、商業施設で構成する超高層複合ビルとなります。建築主は神戸市、開発事業者はオリックス不動産を代表企業とするコンソーシアム、設計・施工は竹中工務店が担当。2025年着工、2028年竣工、2029年開業を予定しています。
兵庫県内初の五つ星クラスのホテル
新ビルの20~28階には、兵庫県初となる「5つ星級」のラグジュアリーホテルが入居。ロビーやレストラン、バーは最上階の28階に配置されます。中層階はオフィス、基壇部に市役所機能、カンファレンス、市民利用空間、ホテルエントランス、商業施設、駐車場を設けます。神戸市には5つ星クラスのホテルが無いので、メジャーどころの出店を期待しています。JWマリオットやコンラッドができれば最高です。
<5つ星クラスのブランド>
マリオット系:ブルガリ、リッツカールトン、セントレジス、JWマリオット、Wホテル、EDITION、ラグジュアリーコレクション
IHG系:シックスセンシズ、リージェント、インターコンチネンタル、キンプトン、ヴィニェット コレクション
アコー系:フェアモント、ラッフルズ、バンヤンツリー、ソフィテル
ハイアット系:パークハイアット、アンダーズ
その他:フォーシーズンズ、アマン、マンダリン、シャングリラ、ペニンシュラ、カペラ、パティーナ
2030年頃の神戸都心
神戸市の広報に掲載されていた2030年頃の神戸都心の様子です。神戸都心は、これまで遅れを取り戻すかの如く、怒涛の再開発ラッシュ。2030年頃には既存の超高層ビルと合わせて相当な規模の超高層ビル街に生まれ変わります
計画概要
計画名称:神戸市役所本庁舎2号館再整備事業
所在地:兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
交通:JR「三ノ宮」駅、阪急・阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー・神戸市営地下鉄「三宮」駅、「三宮・花時計」駅
階数:地上28階、地下2階
高さ:約140m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造(中間階免震構造)
主用途:市庁舎、市民利用空間、ホテル、オフィス、商業施設
客室数:
敷地面積:約4,889㎡ ※本庁舎旧2号館跡地部分
建築面積:約4,350㎡ ※1号館等、同一敷地の施設を含む
容積対象面積:ーーー
延床面積:約77,000㎡
建築主:神戸市
事業者:
(代表企業)オリックス不動産
(協力企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産、
(協力企業)日建設計
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店
着工:2025年(予定)
竣工:2028年(予定)
開業:2029年(予定)
2024年10月の様子
現地の様子です。旧建物の解体工事が終わり、広々とした空間が広がっていました。
南東側から見た様子です。
一足先に完成した、(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設棟です。
2022年6月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年10月だったので、約8ヶ月振りの取材です。
南東側から見た様子です。旧ビルの解体工事が終わりメチャクチャ見通しが良くなっていました!
南側から見た様子です。敷地面積は約9500㎡ほどありますが、こうやって見るとがメチャ広いですね・・。
取材時には連絡ロビー・エレルギー施設の建設工事が行われていました。場所打ち杭を造る鉄筋カゴが見えますが、連絡ロビー・エレルギー施設のモノだと思われます。
最後は南西側から見た様子です。ここ最近の神戸は、これまでの遅れを取り戻すかの如く、JR三ノ宮駅ビルや雲井通 5 丁目再開発の計画概要が発表されるなど、再開発が活発化しています。神戸市役所 本庁舎2号館の建替え再開発は、これらに続く大型案件なので、期待が膨らんできますね。
2021年10月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年4月だったので、約6ヶ月振りの取材です。
西側から見た様子です。既存建物の解体が進み東側のビルが良く見える様になりました!
旧建物に目を向けるとこんな感じです。
建設中の(仮称)新中央区総合庁舎(写真右)を絡めたアングルです。
最後は南東側から見た様子です。
2021年4月の様子
解体工事は明和工務店が担当し、2020年9月~2021年10月までの予定で行われています。
2号館の対面で建設工事が進む新中央区総合庁舎の様子です。
最後は超高層ビルの1号館と絡めたアングルです。
高さを160mぐらいにして、現在1号館にある展望台をこちらに移せばいいのでは?と思います。