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JR富山駅ビルの外観デザインが決定!商業施設はマルート(MAROOT)、ホテルヴィスキオ富山が入居【2022年春開業】



JR西日本不動産開発は、2021年8月2日付けのニュースリリースで、富山駅周辺地区土地区画整理事業地において開発を進めている「JR富山駅ビル」の外観デザインを発表しました。開発コンセプト「市民と来街者と旅人が集い交わる、活力あふれる駅前空間」で、富山駅前の賑わいの創出、地域発展の拠点となり、富山の玄関口として相応しい、新たなランドマークを目指したデザインとしました。

外壁は、立山連峰の雪景色を思わせる白色を基調とし、美しい稜線を外壁 パネルのグラデーションによって表現。また、建物の一部には、立山杉をイメージした濃茶色を 設え、落ち着きと温かみのある印象を与えています。

 

【出展元】
JR富山駅ビル外観デザインについて ~2022年春開業予定~ 

【2022年春開業予定】ホテルヴィスキオ富山(仮称)富山駅南西街区再開発の状況 19.05



 



駅前広場に面する角にはガラスのカーテンウォール、1階店舗部分には連続性のある開口部を設けることにより、施設内部の賑わいを外部へ発信。夜間には建物頂部やサインのライトアップをはじめ、ガラス部分より漏れ出す施設内の光などにより、駅 前広場に温かい光を提供します。

【出展元】
JR富山駅ビル外観デザインについて ~2022年春開業予定~ 

 

 

 



また、施設内には、駅前広場や LRTを見下ろせる展望スポットや立山連峰を望めるホテルロビーなどを設け、利用者に富山の魅力を発信。駅前広場に面した壁面は、プロジェクションマッピング等に利用可能な壁面仕上げなり、広場を活用したイベントによる多世代交流の創出に寄与します。

 

商業施設 MAROOT(マルート)


新駅ビルに入居する商業施設の名称は「MAROOT(マルート)」。暮らしに必要なものを「まるっと」揃え、地域の暮らしの「根底」(root)を支える役目を担い、「気軽に過ごせる毎日の居場所」を感じることができる商業施設を目指すとのこと。ロゴマークは、重なる2つの「マル」により、過去から未来へのリレー、世代や時代を超えた「まち」の記憶の継承を表現しています。

駅ビルを運営する富山ターミナルビルの原点をたどって行くと、とやマルシェ(2015年)、マリエとやま (1985年)、富山ステーションデパート・とやま駅特選館(1966年)があり、 さらに遡ると、戦災からの復興を機に開業した「まると百貨店」(1952年)にたどり着きます。MAROOT は、その「まると」に想いを馳せ、また「私の原点(ma+root)」を意味し、復興とその後の発展を果たした力強い富山の人々へのリスペクトと、これからも富山の人々による富山の人々のためになる施設であり続ける決意を込めています。

【出展元】
2022 年春開業予定「富山駅 南西街区商業施設」の名称 及びロゴマークの決定についてのお知らせ 

 

 

 


商業施設(MAROOT)は新駅ビルの1~4階部分に入居。テナント詳細は不明ですが、物販店、飲食店、サービス店など80店ほどの規模となります。

 

 

ホテルヴィスキオ富山

 



新ビルの4~12階には、JR西日本が展開中の新ブランド「ホテルヴィスキオ富山」が入居。『ホテルヴィスキオ』は、シティホテルの「グランヴィア」とビジネスホテルの「ヴィアイン」の中間に位置する宿泊特化型のホテルブランドです。

宿泊主体型でありながら 2 名以上の利用にも対応できる広めの客室 を多く設定し、施設やサービスの上質さも保持。 また、JR西日本グループ直営ホテルのシティホテルである『ホテルグランヴィア』の安心感やホスピタリティに加え、「都会的・現代的な洗練 ・上質感」を提供し、利用者に豊かな旅の体験を提供します。

 

 



「ホテルヴィスキオ富山」は客室数182室。レストラン、大浴場、宿泊者専用ラウンジを備えています。客室デザインは、木の柔らかさとシックなデザインで統一し、レジャーやビジネスのお客様が寛げる空間となります。客室面積もビジネス利用を想定した17.7㎡から、レジャーの宿泊者がゆったりと過ごせる39.5㎡など、バラエティに富んだ部屋タイプを用意しています。

【出展元】
ホテルヴィスキオ富山

 

 



 

日本庭園をデザインした坪庭を備えた大浴場とサウナ(男性大浴場のみ)を完備し、旅の疲れを癒します。

 

 


5階には宿泊者専用ラウンジを用意し、観光情報や周辺地図などの用意に加え、パソコンやプリンター、無料ドリンクなどを常設し、レジャーやビジネスユーザーの快適な旅をサポートする役割を担います。

 

 

これまでの経緯


JR西日本不動産開発などは2020年1月31日付けのニュースリリースで、富山駅南口で複合ビル「JR富山駅NKビル」を着工したと発表しました。2022年春の開業を見込んでいます。

複合ビルの商業施設と駐車場を富山ターミナルビル、ホテルをジェイアール西日本ホテル開発がそれぞれ運営します。同社は「グランヴィア」「ヴィスキオ」ブランドのホテルを運営しており、JR富山駅NKビルに入居するホテルブランドはヴィスキオだと予想してます。

計画地はJR西日本と富山市が所有する約7,930㎡の土地区画整理事業地で、5階以上は180室のホテル、1〜4階は80店が入居する商業施設となります。400台収容の立体駐車場も併設します。

2021

 

 



計画地を西側から見た様子です。富山駅に隣接した好立地です。来春には路面電車の南北直通も始まり、ますます利便性が高まります。

 

 

 

 

 



施設概要
・所在地:富山駅周辺地区土地区画整理事業地8街区1~8画地(仮換地)
・敷地面積:約7,930㎡
(富山市用地 約4,208㎡、西日本旅客鉄道株式会社用地 約3,722㎡)
・主要用途:商業施設、宿泊施設、立体駐車場
・延べ面積:約38,100㎡
・階数:鉄骨造 地上12階
・建物設置者:JR西日本不動産開発株式会社
・施設運営者:商業施設・駐車場運営>富山ターミナルビル、宿泊施設運営>ジェイアール西日本ホテル開発

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