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医療養環境と看護動線を重視したツインクロス型病棟を採用!新石川県立中央病院の建設状況 1605

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新石川県立中央病院は、隣接地に移転後、30年以上が経過し老朽化が進行してる現在の病院を建て替える、大型病院の建て替え計画です。現在の病院施設は、これまでに増築や改築を行ってきましたが、高度医療施設が導入出来る部分も不足しており、抜本的解決策として建て替えが決定されました。



◆石川県民に信頼される高度専門病院
新病院は「今後の医療の進歩に的確に対応し、常にその時々の最新の高度専門医療を県民に幅広く提供」するとともに、「機能的で、安全、快適な、実用性を重視した施設」を目指しています。




【出展元】
石川県公式HP
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/h25_2_20/05.html

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/iryou/kentyu/documents/kihonsekkeinoyouten.pdf














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【スペック】
・建 所:石川県金沢市鞍月東2丁目地内 
・敷 積:96,000 平方メートル 
・延 積:62,000 平方メートル 
構造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 (免震構造) 
・階数:地下 1 階、地上 10 階、屋上ヘリポート
病床数:630  
・駐車場台数:来院者用 900















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◆医療養環境と看護動線を重視したツインクロス型病棟

最近の大病院で見られるツインクロス型病棟が採用されています。ツインクロス型病棟は上の図の様な形状の病棟で、1フロア2看護単位を基本としたレイアウトで、患者・見舞客とスタッフの動線を分離し、スムーズな移動を実現する他、スタッフステーションを取り囲むように病室が配置されており、看護動線短縮と病室の見通しが良くなります。 
また、多くのベッドサイドに十分な採光が取れる為、療養環境の向上が見込める形状となっています。





















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1)敷地概要
・所在地 :石川県金沢市鞍月東2丁目 地内 ・敷地面積 :約 96,000 ・用途地域 :第二種住居地域、商業地域 ・法定建ぺい率:60%80 ・法定容積率 200%400%

2)建物概要
・建物名称 :石川県立中央病院 ・建物用途 :病院 ・建築面積 :約 11,000 ・延床面積 :約 62,000

3)配置計画
①敷地北側に建設
・現病院を運営しながら建て替えを行うため、敷地北側(現病院の職員駐車場)に新病院を建設する。
・敷地南側には、まとまった駐車場を確保する。

②北側道路(西部中央通り線)に平行に配置 ・新病院は北側道路に平行に配置し、自然な街並み形成を図る。
・新病院配置を敷地形状に合わせることで、効率的に敷地を活用する。
・新病院南側に正面入口を設け、わかりやすい来院者動線を確保する。
・北側道路に救急車専用入口を設け、来院者と動線を分離する。


















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現地の様子です。こちらの写真は石川県庁の展望室からの撮影です。既に鉄骨建方が始まっており、巨大な新病院の建設化していました。


















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新石川県立中央病院は3機のタワークレーンで建設されています。地方都市の建設現場で、これだけ大型のタワークレーンが3機稼働している光景は珍しいです。よく見ると、タワーそれぞれに石川県内の地名「加賀」「能登」「白山」のニックネームが付けられていました。




















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現在の石川県立中央病院の様子です。昔一度お世話になりましたが、建物内部かかなり老朽化が進んでいる印象でした。



















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地上から見た石川県立中央病院の様子です。

















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仮囲いの透明化所から見た内部の様子です。















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最後はもう一度石川県庁展望室から見た現地の様子です。新石川県立中央病院は県内の中核病院として、重要な役割を担う事になります。




1 COMMENT

アリー my dear

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言われてみれば、大阪でも大手前の新成人病センターや福島のJCHO大阪病院なども、これに近いデザイン(ツインクロス型)ですよね。
医師や看護師が動きやすく病室内の状態も一目でわかる。そのうえ室内に外光をより多く採れいれることで、明るくなるという非常に理にかなった構造なんだなと感心しました。

あと、この現場でもタワークレーンに愛称がついてるんですね。単に「1号機、2号機」じゃ味気ないでしょうから(*^^*)

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