富山県美術館 アート & デザインは、富山県富山市木場町3丁目の富岩運河環水公園西地区に建設され美術館です。愛称は「TAD(タッド)」。これまで富山市西中野町にあった富山県立近代美術館が、建設から35年以上経ち老朽化したために移転新築され2017年3月にプレオープン、8月にグランドオープンしました。美術館のコンセプトは「アートとデザインをつなぐ」。20世紀以降の近・現代美術作品とポスターやチェアなどのデザイン作品を中心に約16,000点(時価評価額 約270億円)を収蔵しています。総工費は約85億円です。
【公式HP】→富山県美術館 アート & デザイン
富山県美術館の常設展示品は、富山県立近代美術館より移設されたパブロ・ピカソ、ロートレック、ルオー、シャガール 、ジョアン・ミロやマルセル・デュシャンなどの作品のほか、シュルレアリスム作家の作品を中心としたコレクションを収蔵・展示。また、富山県立近代美術館設立に関わった、富山市出身の美術評論家・作家の瀧口修造の生前の作品や、富山市大山町で晩年を過ごした世界的な音楽家「シモン・ゴールドベルク」の生前のコレクションを展示しています。
【スペック】
名称:富山県美術館 アート & デザイン
所在地: 富山県富山市木場町3-20
階数:地上3階
高さ:19m
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
杭・基礎 :
主用途:美術館(公共施設)
客室数:—-
敷地面積:12,548 ㎡
建築面積:6,683㎡
延床面積:14,990㎡ ※美術館用途 9,965㎡
建築主:富山県
設計者:内藤廣建築設計事務所、KAP、森村設計、屋上庭園監修 佐藤卓
施工者:清水建設・三由建設・前田建設JV
着工:2015年03月
竣工:2016年12月
開館:2017年03月(グランドオープン2017年8月)
南側壁面の様子です。外装材は富山県の主要産業であるアルミ材が多様されています。
南西側から見た様子です。
南側に設けられた突き出し部分の様子です。ガラスカーテンウォールが用いられ浮遊感があります。
西側壁面の様子です。
最後は南東側から見た様子です。