中央倉庫は2019年12月23日付けのニュースリリースで、京都市下京区の自社の倉庫跡地に宿泊施設を建設すると発表しました。計画値はJR嵯峨野線の梅小路京都西駅近くの七条通沿いで2022年1月の開業を予定ています。宿泊施設は地上6階建て、延べ約12.500㎡の規模で、客室数は180室。内外装とも和風を基調とし、宿泊主体型で大浴場やレストランを備える計画です。同社が施設を賃貸して「嵐山温泉 花伝抄」などを展開する共立メンテナンスが運営を行います。
【出展元】→梅小路地区の資産有効活用に関するお知らせ
所在地:京都市下京区朱雀内畑町41番他
計画名称 | 中央倉庫梅小路プロジェクト(仮称) |
所在地 | 京都市下京区朱雀内畑町41番、7番3、40番の各一部 |
交通 | JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅徒歩1分 |
階数 | 地上6階、地下1階 |
高さ | 最高部22.95m、軒高19.95m |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
杭・基礎 | |
主用途 | ホテル |
客室数 | 180室 |
敷地面積 | 4,520.59㎡ |
建築面積 | 2,520.81㎡ |
延床面積 | 12,245.76㎡ |
容積対象面積 | 964.47㎡ |
建築主 | 中央倉庫(運営事業者 共立メンテナンス) |
設計者 | 戸田建設 |
施工者 | 戸田建設 |
着工 | 2020年03月 |
竣工 | 2021年09月(予定) |
備考 | 「中央倉庫」が所有する同社の京都支店梅小路営業所の一部を 解体して用地を捻出し和風ホテルを開発する計画。 設計・施工は戸田建設が担当し、共立メンテナンスが ホテルを運営する。ブランドは不明だが、共立展開する 和風ブランド「花伝抄」や「御宿野乃」になる可能性が高い。 集客力のある京都水族館と京都鉄道博物館の開業に加え、 JR嵯峨野線の梅小路京都西駅の開業によりアクセスが向上した事が 決め手になり、「中央倉庫」は保有資産の収益化をはかる為に ホテル開発に着手したと思われる。 |
共立メンテナンスが運営する宿泊施設
共立メンテナンスが運営する「嵐山温泉 花伝抄」の様子です。
同じく「天然温泉 富山 剱の湯 御宿野乃」の様子です。梅小路の新ホテルは「御宿野乃」かもしれませんね。
隣接地に和風商業施設を建設
中央倉庫は計画する宿泊施設に隣接する市有地を購入し、七条通沿いに飲食や物販を行う2階建ての和風商業施設を建設予定で、宿泊施設と同時開業を見込んでいます。
【出展元】→ 京都市中央卸売市場第一市場「賑わいゾーン(南関連棟跡地)」の活用に係る契約候補事業者の選定について
2020年6月の様子
現地の様子です。営業所全体の延床面積約24,900㎡の内、東側約12,700㎡の倉庫を取壊し、開発用地を捻出しました。取壊し部分の敷地面積約4,300㎡(全体は約14,500㎡)です。
コロナ禍の影響により観光客の姿はありませんが、工事は粛々と進んでいます。