Urban Skyfarm(アーバン・スカイファーム)は、ロサンゼルスのデザインスタジオに所属する、Steve Lee(スティーブ・リー)さんが手掛けた未来の農園のコンセプト・デザインです。Urban Skyfarm(アーバン・スカイファーム)は、その名の通りビル街にそびえ立つ超高層インテリジェント農園です。国際的なデザインコンペ「A’Design Award」の2013-2014年期で、Futuristic Design(未来のデザイン)賞を受賞しました。
→A’Design Award
https://www.adesignaward.com/design.php?ID=32786
→Aprilli Design Studio
http://www.aprilli.com/#!urban-skyfarm/c23br
大きな木を思わせる外観は、“サステナビリティ(持続可能性)”のシンボル。日当たりの良い高層部は公園に、涼しい木陰になるグランドレベルは市民の為のオープンスペースになっています。
アーバンSkyfarmは、土地不足、森林伐採、人口増加による環境汚染など、将来の問題を解決する方法を提案しています。水耕システムを利用することにより、制御された環境内での暖房、照明、保湿を効率的に行い、健全に食料を生産することが出来ます。また、ゼロエネルギー施設として、太陽光や風力エネルギーによって生成される再生可能エネルギーを使用しており、食品の生産、輸送、流通の過程で使用されるエネルギーの全体量を節減する事が可能となってます。
この農園の収穫物は、地元の人々の食糧になるだけでなく、空気や水を浄化する機能も備えており、街の環境維持に大切な役割をもっています。
超高層都市型農園Urban Skyfarm(アーバンスカイファーム)。これがすぐに採算ベースにのり、各所に建設される事は無いと思いますが、久々に度肝を抜かれる提案を見た気がしました。もしかすると、50年後の大都市の要所要所に、都市型立体農園がそびえ立っているかもしれませんね。