阪神電鉄と尼崎市は、2023年4月6日付けのニュースリリースで、阪神尼崎駅前に位置する中央公園とその周辺地域の魅力向上を目的として、阪急阪神不動産と共に公園のリニューアルを開始すると発表しました!。この取り組みは、都市公園リノベーション協定制度を活用し実施されます。
都市公園リノベーション協定制度は、市町村が「都市再生整備計画」に定める「滞在快適性等向上区域」内における特例メニューの一つで、民間事業者やまちづくり団体などが、「居心地が良く歩きたくなる」まちなか形成の一環として、公園内に飲食店や売店をつくり、併せて園路や広場をリノベーションする場合に適用され、飲食店や売店の設置管理許可期間や建ぺい率に関する特例を付与する制度です。
【出展元】→阪神尼崎駅前 中央公園のリニューアルを実施します ~関西初!都市公園リノベーション協定制度を活用し、公園施設設置管理協定を締結~
尼崎市は、市内の阪神沿線を中心とした観光地域づくりを推進しており、2021年度以降、鉄道駅周辺の特色を活かしたまちづくりを進めることで、南部地域における交流人口の増加や地域の活性化に取り組んでいます。
また、阪神電鉄では「魅力あふれる沿線の創造」に向け、南部地域を沿線価値創造の重点エリアと位置づけています。 そうした中、2023年度からは、阪神電鉄を代表とする共同企業体が、阪神尼崎駅周辺に集積している公共施設の管理や運営を担う等、両者が連携・協力したまちづくりを進めています。
今後は、中央公園のリニューアルによる新たなイメージの発信と、公共施設の包括管理による既存の地域資源を活用した賑わいの創出を一体的に進めることで、尼崎市の玄関口の1つである阪神尼崎駅周辺の都市再生を官民連携で推進して行きます。
今回のリニューアルでは、1:ベンチ、植栽、芝生広場等の整備、2:飲食・食物販も可能な滞在快適性等向上公園施設の設置、3:公園と一体的な歩行者空間及び休憩施設の整備などが行われます。2024年4月 着工し、2025年3月頃 から供用を開始する予定です。