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【再都市化ナレッジデータベース】

「真庭市蒜山観光文化発信拠点施設」CLT(直交集成板)による建物の「移築プロジェクト」隈研吾氏がデザイン監修


岡山県真庭市は、隈研吾氏の設計により東京・晴海に建設したCLTパビリオン(CLT:直交集成板。木造の高層建築が可能な部材で、真庭市の銘建工業が国内最大メーカー)を、国立公園蒜山に移築し、新たな観光文化発信拠点として生まれ変わらせる「蒜山⇔晴海プロジェクト」を進めています。

コンクリート建築は一度建てたら壊すしかありませんが、木造の建物は移築可能です。木の持つ持続可能性を表現したこの建築物を真庭市に移築することで、木の国・真庭を世界に発信しようというプロジェクトで、環境省が進めるローカルSDGs「地域循環共生圏」(つなげよう森里川海)とも連携しています。

現在、2021年7月のオープンを目指し、CLTパビリオンを中核として、隈研吾氏の建築作品等を展示するミュージアム、ビジターセンター、サイクリングターミナル等を建設中で、阪急阪神百貨店と共同で「自然共生」をテーマにしたブランド“GREENable”を立ち上げ、発信していくこととしています。

【出展元】
真庭市蒜山観光文化発信拠点施設の愛称の決定とCLTパビリオン愛称の世界公募について
GREENableHIRUZEN

 

 

 

計画では、蒜山高原の敷地に「CLT PARK HARUMI(CLTパークハルミ)」として東京・晴海に一度建てられたパビリオン棟や2棟構成の展示棟などを移築されます。CLT PARK HARUMIは、三菱地所が真庭市の協力の下、建物の再利用を前提に自社所有地に建設したものです。2019年12月から2020年9月までの期間限定で運用し、期間終了後に解体されました。

解体しても再生することができる木造建築物の特性を生かしたこのプロジェクトは、日本古来より大切にされている永続性(“Sustainability”)を実現するものです。このCLTの里帰りをきっかけに“GREENable”の想いを具現化するものとして、蒜山高原の新たな観光・文化発信拠点施設を“GREENable HIRUZEN”としました。

 

この建物は木の葉をイメージしたCLTパネルと鉄骨を組み合わせ、スパイラル状に空へ向かって舞い上がるイメージで建てられており、光を取り入れつつ雨風を防ぐため、CLTのパネルとパネルの隙間を、超高透過なテフカ(高機能フッ素樹脂フィルム)でできた凧のような形状の膜でふさぎ、森の木漏れ日のような光の状態を創造しました。CLTは岡山県真庭市産材のヒノキを材料としています。

 

 

 

「木材のまち」を標ぼうする真庭市は、CLTをはじめとする真庭産材のPRと販路拡大に力を入れています。今回プロジェクトのCLTパネルには真庭産のヒノキを用い、市内に本社を置く銘建工業が製造面で協力しました。

蒜山高原における拠点開設は、木材のような産品にとどまらず様々な地域資源のビジネス活用に目を向け、自力・分散型のサステナブルな社会づくりを進めるためのものだ。環境省が推進するローカルSDGs(持続可能な開発目標)戦略「地域循環共生圏」の取り組みと連携しています。

 

 

 

 

今回、地方と都市の連携を重視し、阪急阪神百貨店と共に環境保全を打ち出すブランド「GREENable(グリーナブル)」を立ち上げました。“GREENableHIRUZEN”は、「回る経済」(Circular Economy)の実現に向けた真庭市の試みをさらに発展させます。“GREENable”とは、“Green”と“Sustainable”を組み合わせた造語で、洗練され誰にでも使いやすい自然共生に関する行為やものを紹介する「コミュニティ・ブランド」です。ものの付加価値を無理やり上げてブランド化するのではなく、人と自然環境にとって持続可能な開発を探求し、地域振興に関する思想や取組みを表すゆえ、「コミュニティ・ブランド」という名称を用いています。

2022年には、同ブランドのコンセプトを展開する売り場を阪急うめだ本店に新設する予定です。

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