建築新聞の電子板によると、大阪・梅田で、ヨドバシカメラの「マルチメディア梅田」(大阪市北区)北側に計画する大型複合商業施設の建設が2013年度にも着工の見通しとなったそうです。大阪市は2012年9月28日この計画に関連する都市計画案「都市再生特別地区の変更」と地区計画原案「大阪鉄道管理局舎跡地地区地区計画」の変更について、公衆縦覧及び意見書を受け付けを開始しています。これらの情報を合わせると、ヨドバシ梅田の新ビルは容積率は1250%、高さは150m弱となり、同地区の再開発のアウトラインが判明してきました。
※福島区民さん、メール等で他の複数の読者さんから情報を頂いていました。ありがとうございました<(_ _)>
大阪市の公開資料から引用させて頂いた、壁面位置の高さ制限の一覧図です。図面から読み取ると、ビルの大きさは大体ですが東西105m、南北42mで敷地の北西寄りに建てられます。高層部の最高限度は150mなので、ヨドバシ梅田の新ビルは最高限度よりも若干低い、高さ145m程度の高層ビルになると思います。
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1、高層部 150m
2、中層部(1) 90m
3、中層部(2) 70m
4、低層部(1) 30m
5、低層部(2) 15m
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さらに注目されるのが、ヨドバシ梅田の外周を取り囲む様に設置される立体歩行者通路です。この通路はノースゲートビルディングやグランフロント大阪とデッキで直結されます。このペデストリアンデッキにより、ヨドバシ梅田が大阪駅北地区の歩行者導線の中心となる事は確実で、ヨドバシ梅田の最高・最強の立地は、将来に渡って盤石な物になりそうです。
【出典元】→大阪市HP 都市計画案・地区計画原案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
1階レベルの配置図を見ると、敷地北部に交通広場が設けられ、観光バス発着スペース3台が整備される様です。ここからは想像ですが、このバスの発着場は新阪急ホテルにあるリムジンバス乗り場が移転してくるという意味ではないでしょうか?もしそうであれば、ヨドバシ梅田の商業施設には新阪急ホテルが移転してくる事になり、同ホテル跡地の再開発がドミノ倒しで行われる可能性が高くなると思います。

いよいよ動き始めたヨドバシ梅田の新商業施設。各種情報を合わせて考えると、高さ150m弱の超高層ビルが建設されるのは確実だと思います。ヨドバシ梅田の外周を取り巻く様に設置されるペデストリアンデッキは、大阪駅北地区の回遊性を革命的に高める事になる事になりそうです。計画の詳細発表が待ち遠しいですね!
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