美容ブランド「ReFa」などを展開する株式会社MTGが、名古屋市熱田区で整備を進めている新拠点の全体名称を「MTG PARK」に決定しました。あわせて、2027年2月にグランドオープン予定であることも公表し、公式ティザーサイトを開設。施設内に入る主要施設の名称も明らかになりました。
今回の発表で分かったのは、これが単なる新本社ではなく、本社、研究開発、ブランド体験、飲食、広場を一つにまとめた複合施設だということです。MTGはこの拠点を、社員が働く場所としてだけでなく、一般の来訪者も楽しめる場所として整備していきます。
今回決まったこと
今回発表されたポイントは3つです。
1つ目は、敷地全体の名称が「MTG PARK」に決まったこと。
2つ目は、2027年2月にグランドオープン予定であること。
3つ目は、敷地内に入る主要施設の名称と内容が公表されたことです。
所在地は、愛知県名古屋市熱田区三本松町101番2の一部です。開業に向けて、創業メンバーの募集も本格的に始まります。
MTG PARKは、どんな施設?

MTG PARKは、MTGの新本社を中心に、ブランド体験施設、カフェ、パン工房、広場、レストラン、ショップなどを集めた複合拠点です。企業のオフィスビルを建てるだけの計画ではなく、来訪者が施設内を回遊しながら、商品を体験し、飲食し、買い物もできる構成になっています。MTGはここを、地域の人に親しまれる場所であると同時に、県外や海外からも人を呼び込める目的地にしたい考えです。
代表取締役社長の松下剛氏も、地域に自然に溶け込む場所であると同時に、「一度は訪れたい」と思われる場所を目指すとしています。
施設内には何が入るのか
今回公表された主要施設は、次の3つです。
MTG MUSEUM / ReFa MUSEUM

ReFaをはじめ、MTGの各ブランドの商品や技術を体感できる施設です。ブランドの世界観や技術力を直接伝える中核施設になります。
ReFa CAFE

ReFaブランド初のカフェです。ブランドの世界観を、商品展示だけでなく飲食体験にも広げる施設として位置づけられています。
GOTOPAN -パン工房-

長崎・五島列島の椿から生まれた天然花酵母を活用するパン工房です。素材の背景まで含めて打ち出す店舗になります。
このほか、ティザーサイトではレストラン、ショップ、広場、新社屋も含めた全体像が示されています。展示施設だけで終わらず、滞在や回遊を前提にした構成になっているのが特徴です。
いつ完成し、どのくらいの規模なのか
- 所在地:愛知県名古屋市熱田区三本松町101番2の一部
- 敷地面積:14,412.93㎡
- 延床面積:14,905.75㎡
- 構造:鉄骨造6階建
- 着工:2025年3月1日
- 竣工予定:2027年1月
- グランドオープン予定:2027年2月
- 設計・監修:隈研吾建築都市設計事務所
- 建設:前田建設工業株式会社
- 投資予定額:約107億円
※飲食事業・物販事業などの設備費は含まない
建物内の構成は、1階にReFaカフェ、ReFaミュージアム、オフィスエリア、エントランスホールなどを配置。2階は屋外テラスとオフィスエリア、3階から6階はオフィスエリアとなります。屋外には広場、椿パン工房、伝統工芸工房、駐車スペースなどを整備する計画です。
そもそも、なぜMTGはこれを作るのか
この計画は、2025年7月に発表された「新本社・研究開発センター建設のお知らせ」が出発点です。MTGは新拠点の目的を、次の3つに整理しています。
1. 研究開発の強化
ブランド開発の土台となる技術力を高めるため、研究開発機能を充実させ、拠点集約によって効率化やコミュニケーション向上を図る。
2. ブランド発信の強化
ブランド体験施設や飲食施設を併設することで、商品購入やブランド体験の場を常設し、MTGの価値を発信していく
3. 人的資本経営の強化
自然を感じられる執務環境を整え、従業員の働きやすさやウェルビーイング向上につなげます。あわせて、一般来訪者にも開くことで地域との接点を増やす
要するにこの施設は、社内向けの機能強化と社外向けのブランド発信を同時に進める拠点です。
隈研吾建築都市設計事務所が設計

設計・監修を担当するのは隈研吾建築都市設計事務所です。計画地は神宮東公園に隣接しており、建築コンセプトは、「周辺環境との調和」「公園に開かれた風通しの良いオフィス」「心地よく働ける環境」です。
建物は、熱田神宮や周辺の自然に呼応する緑の丘をイメージし、曲線テラスを取り入れたデザインになります。広場を包み込むように建物を配置し、広場に面したエリアは一般開放する計画です。健康・美容をテーマにした飲食店舗や、日本の工芸作品に触れられるエリアも予定されています。
この計画は、まちづくりの中でどう位置づけられるのか
MTGはこの建設を通じて、「熱田外苑プロジェクト」にも参画します。これは、熱田神宮周辺の歴史や文化を活かしながら、新しいにぎわいをつくっていくまちづくり構想です。MTG PARKは、その一角を担う施設として整備されます。企業の新本社でありながら、同時に熱田エリアの新たな集客拠点にもなる、というのがこの計画の特徴です。
まとめ
今回の発表で、MTGが熱田で進めている計画は、単なる新本社建設ではなく、本社、研究開発、ブランド体験、飲食、広場を一体化した複合拠点であることがはっきりしました。MTGにとっては、研究開発機能の集約とブランド発信の強化を同時に進める大型プロジェクトです。熱田エリアにとっても、新しい来街目的を生む施設になる可能性があります。今後は、レストランやショップの詳細、運営内容、地域との連携の中身が注目されます。
出典元
・株式会社MTG「『MTG PARK』新名称決定のお知らせ」
・株式会社MTG「新本社・研究開発センター建設のお知らせ(2026年2月25日修正)」
・MTG PARK ティザーサイト



