大阪・心斎橋に新ランドマーク「クオーツ心斎橋」商業施設の一部が先行開業!駅直結・高さ約132m、商業・ホテル・オフィスを重ねた大型複合施設

大阪・心斎橋に、新たなランドマークとなる大型複合施設「クオーツ心斎橋」の商業施設のの一部が先行開業しました。所在地は大阪市中央区南船場3-12-14。Osaka Metro御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅に直結する好立地で、建物は地上28階・地下2階、高さ約132m、延床面積約46,227㎡の規模を誇ります。

施設は、地下2階〜6階の商業施設、8階〜14階のオフィス、16階〜28階のホテルで構成される都市型複合施設です。2026年4月25日に商業施設の一部が先行開業し、地下2階〜4階を中心に38店舗がオープンしました。今後はホテル、レストラン、クリニック、ラグジュアリーブランドが段階的に開業し、最終的には全52店舗体制となります。

コンセプトは、「BEYOND LUXURY」ひとつ先の豊かさ。単に高級ブランドを集めた商業施設ではなく、ファッション、食、ウェルネス、ビューティー、医療、オフィス、ホテルを重ね合わせることで、心斎橋の街に新しい滞在価値を生み出す施設となります。

御堂筋と長堀通が交わる、心斎橋の一等地に誕生

クオーツ心斎橋が立地するのは、御堂筋と長堀通が交わる新橋交差点近くです。周辺には、大丸心斎橋店、心斎橋PARCO、心斎橋筋商店街、御堂筋沿いのラグジュアリーブランド路面店が集積しており、大阪を代表する商業エリアの中心に位置しています。

この場所は、かつて「ルイ・ヴィトン」や「ディーゼル」などの路面店が立地していた区画です。再開発によって、商業・オフィス・ホテルを一体化した高層複合施設へと生まれ変わりました。

最大の特徴は、心斎橋駅10番出口から地下2階に直結するアクセス性です。御堂筋沿いの視認性に加え、駅直結の利便性を備えることで、国内外の観光客、富裕層、オフィスワーカー、近隣住民まで、幅広い利用者を取り込むことができます。

段階開業で、夏から秋にかけて施設機能が完成へ

クオーツ心斎橋は、一括開業ではなく、段階的に施設機能を立ち上げていくスケジュールです。4月の商業施設先行開業を皮切りに、6月にはホテル、夏にはレストランとクリニック、初夏から秋にかけてラグジュアリーブランドが順次加わります。


時期 開業内容 主な施設・店舗
2026年4月25日 商業施設が先行開業 地下2階〜4階を中心に38店舗がオープン
2026年6月15日 ホテル開業 ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC
2026年夏 商業施設の追加開業 5階レストラン、6階クリニックなど10店舗
2026年初夏〜秋 ラグジュアリーブランドが順次開業 ブルガリ、カルティエ、ショーメ、フェンディなど4店舗
2026年秋ごろ 商業施設が概ね完成 全52店舗体制へ

この段階開業により、施設全体の話題性を数か月にわたって維持できる点も特徴です。4月の先行開業で商業施設の骨格を見せ、6月のホテル開業で滞在機能を加え、夏以降に飲食・医療・ラグジュアリーを順次投入する。心斎橋エリアへの集客効果を継続的に生み出す開業戦略といえます。

商業施設は地下2階〜6階、全52店舗で構成

商業施設は地下2階から6階までに配置され、フロアごとに明確なテーマが設定されています。2026年4月25日の先行開業では38店舗がオープンし、夏から秋にかけて残る店舗が順次開業します。


フロア 主な構成
地下2階 FOOD&CAFE:スーパー、食物販、カフェなど
地下1階 HEALTH&BEAUTY:ドラッグストア、ビューティー関連
1階〜4階 ファッション、ファッション雑貨、ライフスタイル雑貨、カフェラウンジなど
5階 レストラン
6階 クリニック
8階〜14階 オフィス
16階〜28階 ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC

地下2階には、ライフコーポレーションが展開するナチュラルスーパーマーケット「ビオラル」やカフェ、食物販が出店。地下1階には「アインズ&トルペ」などのヘルス&ビューティー系店舗が入り、日常利用にも対応します。

2階から3階には、ファッション、バッグ、雑貨系のテナントが集積します。GLOBE-TROTTER、HERGOPOCH、LEONARD PARIS、Pretty Ballerinas、HELEN KAMINSKIなど、国内外の上質なブランドがそろいます。

4階は「WELLNESS&LIFESTYLE」をテーマに、DESCENTE、MAMMUT、ZERO HALLIBURTON、VICTORINOX、master-piece UNLIMITEDなどが出店。スポーツ、アウトドア、バッグ、ライフスタイルを横断する構成となっています。

世界初・全国初・関西初の新業態も集積

クオーツ心斎橋の特徴は、既存ブランドを単に集めるのではなく、世界初出店、全国初出店、関西初出店、新業態、旗艦店を組み込んでいることです。

注目されるのが、アウトドアブランド「THE NORTH FACE」のフットウェアに特化した新業態、「THE NORTH FACE FOOTWEAR」です。靴に特化した店舗として世界初出店となり、心斎橋の商業集積に新しい客層を呼び込む存在となりそうです。

また、大阪発のバッグブランド「master-piece」による新業態「master-piece UNLIMITED」も登場します。心斎橋という国際的な商業エリアで、大阪発ブランドが新たな表現を展開する点も見逃せません。

地下2階には、クッキー缶で知られる洋菓子ブランド「パティスリー GIN NO MORI」の新業態「PATISSERIE GIN NO MORI Ludique」が出店。さらに、はちみつと自然素材を使ったスイーツ専門店「L’ATELIER DU MIEL TORII × shodai bio nature」も全国初出店となります。

「ここに来れば一通りそろう」ではなく、「ここでしか出合えない店がある」。この差別化が、クオーツ心斎橋の商業施設としての強みです。

御堂筋側にはラグジュアリーブランドが順次開業

クオーツ心斎橋の顔となるのが、御堂筋側に展開されるラグジュアリーブランドです。今後、ブルガリ、カルティエ、ショーメ、フェンディが順次オープンする予定です。

これらの店舗は、1階〜3階にかけたメゾネット型店舗となる見込みで、御堂筋沿いの街並みに強い存在感を与えることになります。御堂筋はすでに、世界的なラグジュアリーブランドが路面店を構える大阪屈指のブランドストリートです。クオーツ心斎橋の開業により、心斎橋のラグジュアリー集積はさらに厚みを増します。

一方で、施設内にはスーパー、ドラッグストア、カフェ、クリニックも入り、単なる高級商業施設に閉じていません。富裕層やインバウンドを意識しつつ、近隣住民やオフィスワーカーの日常利用も取り込む構成です。

この「ラグジュアリー」と「日常利便」の同居こそ、クオーツ心斎橋が掲げる「BEYOND LUXURY」の実体といえます。

上層階には「ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC」


16階から28階には、「ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC」が入居します。開業は2026年6月15日予定で、客室数は223室。「ザ・ゲートホテル」ブランド最大規模となり、地上約120mの最上階には大阪の景色を一望できるルーフトップバーが設けられます。

ホテル内には、レストラン、宿泊者専用ラウンジ、フィットネスジムも備えられ、心斎橋の中心で上質な滞在を提供する施設となります。

心斎橋はインバウンド需要の強いエリアですが、これまでの街の強みは、買い物や飲食に寄っていました。そこにホテル機能が加わることで、商業と宿泊が同一建物内で連動し、買い物、食事、滞在を一体化した消費行動が生まれやすくなります。

特に、地上約120mのルーフトップバーは、心斎橋の夜景価値を引き上げる存在です。梅田、難波、中之島などに広がる大阪都心の高層ホテル市場に対し、心斎橋の中心に新たな選択肢が加わることになります。

8階〜14階は駅直結の高グレードオフィス

8階から14階はオフィスフロアです。心斎橋駅直結という希少性の高い立地に加え、1フロア約269坪から最小分割区画約24坪まで対応可能なフロアプランを用意しています。

8階には2層吹き抜けのオフィスロビーが設けられ、御堂筋を望む屋外テラスとも接続します。商業・ホテルと一体化した複合施設内のオフィスとして、働く場所としての快適性やステータス性も意識された計画です。

心斎橋は商業地としての印象が強い一方、御堂筋沿いにはオフィス需要も根強くあります。駅直結の新築オフィス供給は限られており、クオーツ心斎橋の開業は、心斎橋のビジネス拠点としての価値を高める動きでもあります。

クオーツ心斎橋は、心斎橋を「滞在する街」へ進化させる

クオーツ心斎橋の開業は、単なる新商業施設の誕生ではありません。心斎橋の都市機能を、もう一段引き上げるプロジェクトです。これまでの心斎橋は、大丸心斎橋店、心斎橋PARCO、心斎橋筋商店街、御堂筋沿いのブランド路面店などが集まる、大阪屈指の「買い物の街」として発展してきました。

そこに、駅直結の商業施設、ホテル、オフィス、レストラン、クリニックを重ねたクオーツ心斎橋が加わります。これは、巨大な売場面積で集客する施設ではなく、都心の一等地に複数の都市機能を高密度に凝縮した施設です。

買い物だけでなく、泊まる、働く、食べる、整える、過ごす。クオーツ心斎橋は、心斎橋を「買う街」から「滞在する街」へ進化させる、新たな都市装置といえそうです。

計画概要


項目 内容
計画名称 QUARTZ SHINSAIBASHI/クオーツ心斎橋
所在地 大阪市中央区南船場3-12-14
交通 Osaka Metro御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅直結
階数 地上28階・地下2階
高さ 約132m
主用途 店舗、宿泊施設、事務所
敷地面積 約3,289㎡
延床面積 約46,227㎡
商業施設 地下2階〜6階、全52店舗
オフィス 8階〜14階
ホテル 16階〜28階「ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC」
事業主 ヒューリック、心斎橋開発特定目的会社、竹中工務店、JR西日本不動産開発
基本設計 日建設計・竹中工務店 基本設計共同企業体
実施設計 竹中工務店
技術コンサルティング 日建設計
商環境設計 竹中工務店、ブラーリー
施工 竹中工務店
竣工 2026年3月

フォトギャラリー

御堂筋沿い、ビルの南西角に設けられたメインエントランス。

印象的なオブジェが迎えてくれる。

狭い空間をなんとか広く見せようとする工夫が随所に見られる。

館内、吹き抜け空間の壁面各所にLEDビジョンを使ったウォールアートが設置されている。

エスカレーターと吹き抜けの様子。全体的にかなり狭く、メゾネットタイプのラグジュアリーブランド以外の一般テナントはかなり苦戦すると思う。

未開業の店舗が多く、ファーストインプレッションはイマイチな印象。切り取りしてバズらせる、困ったインフルエンサーモドキさんに「心斎橋にオープンしたキラキラ施設が最初から廃墟」などと煽られないか心配になる。

 

クリスタ長堀に直結しているのは良い。

想像以上に通路が狭い印象。もともと大量の集客を想定していないのかもしれない。でも、テナントは採算が取れるのかな??

開業したクオーツ心斎橋。
「グランドオープン!」とのアナウンスがありましたが、主要なラグジュアリーブランド、レストラン街、商業エリアの未開業店舗も多く、実態としては「一部が先行オープンし、今後順次オープンしていく」段階です。

この点をしっかり伝えないと、初来店の人に誤解を与える可能性が高いと感じました。こうしたブランディングは非常に大切で、後々ジャブのように効いてくるため、商業施設としては少し心配しています。

ただ、このビルは、路面に面したメゾネット型のラグジュアリーブランド、オフィス、ホテルで収益の大半を稼ぐビジネスモデルだと思われます。そのため、一般商業エリアに対する考え方は、一般ピープルである僕とは少し違うのかもしれません・・。

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