JR東海グループと米ホテル大手のマリオット・インターナショナルは2023年12月7日付のニュースで、JR京都駅南側の八条東口近くに、「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」を2026年に開業すると発表しました!
新ホテルは地上9階、地下1階建てで全270の客室にレストランやバー、フィットネスジムを設ける計画です。場所は、京都府市町村職員共済組合が運営していた「ホテルセントノーム京都」の跡地で、ジェイアール東海不動産が2022年7月に跡地を取得し、用途を検討していました。【出展元】
→「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」、2026年度開業決定
筆者撮影:コートヤード・バイ・マリオット大阪本町の客室
「コートヤード・バイ・マリオット」は、中価格帯に位置づけられる宿泊特化型ホテル、全世界60カ国・地域で1285軒を展開する、マリオットの中でも最もヴォリュームが大きいブランドです。1983年に創設されました。日本国内では、東京ステーション、銀座東武、新大阪ステーション、大阪本町、白馬、名古屋の6施設があり、2024年3月に福井駅前、同年夏には札幌への出展を予定しています。また、コートヤードは、世界的にはダブルツリーbyヒルトンなどの中価格帯のビジネス志向ホテルと競合しています。
新設する「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」の東隣には、ヒルトンの中価格帯の『ダブルツリーbyヒルトン京都駅』が2024年春に開業する予定で、価格帯やホテルのグレード的に、モロにバッティングするホテルが隣り合う事になります。数年後にはマリオット VS ヒルトンのガチンコ勝負が見られそうです。
『ダブルツリーbyヒルトン京都駅』今年5月末に閉館した「ダイワロイネットホテル京都グランデ」をリブランド 【2024年春開業予定】
計画概要
名称:コートヤード・バイ・マリオット京都駅
計画名称:京都八条東口計画
所在地:京都市南区東九条東山山王町19番1
交通:京都駅
階数:地上9階、地下1階
高さ:31m ※塔屋を含む高さ34.905m
構造:S造
主用途:ホテル
客室数:270室
敷地面積:3058.89m2
建築面積:2213.89㎡
延床面積:15879.46m2
容積対象面積:14923.43㎡
建築主:ジェイアール東海不動産
設計者:京都八条東口計画実施設計・管理共同体
※山下設計、ジェイアール東海コンサルタンツ
施工者:未定
着工:2024年06月
竣工:未定
開業:2026年度(予定)
2024年6月の様子
現地の様子です。計画地は敷地面積が約3000㎡ほどあるので、かなり広い印象です。
『コートヤード・バイ・マリオット京都駅』(京都八条東口計画)は2024年6月10日に地鎮祭を執り行い、建設工事に着手しました。
計画地と京都駅の位置関係はこんな感じです。
撮影ポイントを変えて、北東側から見た様子です。
最後は北西側から見た様子です。写真奥に見えるのは、コートヤード・バイ・マリオットの直接的なライバルブランド、「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」で、ヒルトンとマリオットの中価格帯の主力ブランドが近接する、なかなか凄い状況となります。