阪急阪神ホテルズは宝塚ホテルの移転・新築工事を進めています。宝塚ホテルは1926年(大正15年)に創業した古参ホテルで、当時としては先進的な洋館ホテルとして開業しました。「阪神モダニズム」の魅力を伝える名建築として有名なホテルですが、経年により躯体や基幹設備の老朽化が進んでいるこ に加え、現行法上の耐震基準を満たしていないこと等から、宝塚大劇場の西側隣接地に移転・新築する事になりました。
新しい宝塚ホテルは、従来のクラシカルなデザインを継承し、切妻屋根の壁面などに描かれている植物モチーフのレリーフや、建物の外壁を特徴づけるドーマ ー窓と半円形屋根、アーチ付き天井を持つ回廊、階段の手すりに施された装飾などを復元。現在のホテル館内に飾られている緞帳(どんちょう)や宴会場内のシャンデリアが新ホテルに移設される等、今後も宝塚の街のシンボルとして愛されるホテルを目指す計画です。
【出展元】→宝塚ホテル移転開業日決定のお知らせ
計画の概要
計画地:兵庫県宝塚市栄町1丁目292番1ほか(地番)
敷地面積 :約12,300㎡
構造 :鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
階数 :地上5階地下1階
客室:200 室
延床面積 :約23,000㎡
工事期間
敷地整備工事2017年9月~2018年春(予定)
ホテル新築工事2018年春~2020年春(予定)
2020年5月14日開業
客室のイメージ
全客室で「宝塚歌劇専門チャンネル タカラヅカ・スカイ・ステージ」が無料視聴出来る所がさすがです。
2019年9月の様子
現地の様子です。来年5月の開業に向けて工事が進んでいます。
アップで見た様子。
周辺の建物群ご調和したクラシカルなデザインです。
おおお!養生ネットが取り外され壁面がハッキリと確認できました!赤茶色の屋根瓦や半円形の窓がメチャクチャいい感じです。
撮影ポイントを変えて花のみち側から見た様子です。新しい宝塚ホテルは「H型」の建物形状をしています。
宝塚ホテルと宝塚大劇場を絡めたカットです。
宝塚ホテル周辺は「阪急」のイメージ世界をそのまま具体化した様な「お伽話」の様な街並みでした。
建物が素晴らしいのは言うまでもなく、後ろの建物もスタイルを揃えてある分、チェーン居酒屋の看板が残念ですね…規制条例はないのでしょうか。