兵庫県姫路市は、PFI事業として実施する「手柄山スポーツ施設整備運営事業」の事業者を決める総合評価制限付き一般競争入札を行い、三菱HCキャピタルを代表企業とするグループを選定、同グループの提案内容を公開しました。手柄山中央公園(総面積33.8ha)の第1期事業として各施設をBTO(建設・移管・運営)方式で整備。新体育館、屋内競技用プール、屋外附属プールなどで、建物の規模は延床面積41,584㎡。入札金額は302億8554万1233円で、予定価格は303億8824万6000円(いずれも税抜き)。
落札者は代表の三菱HCキャピタル、梓設計、大成建設、ハリマビステム、ミズノ、日本水泳振興会、オオバ、加藤建築事務所、ノバック、ハマダ、協栄ビル管理、双葉化学商会、アクアプロダクト、アウトドアリビング、Populous Pte.Ltd.-の計15者で構成されています。
【出展元】
→手柄山スポーツ施設整備運営事業(PFI事業)に関する資料等の公表について
→日刊建設工業新聞>兵庫県姫路市/手柄山スポーツ施設PFI/三菱HCキャピタルら15者グループに
対象地は手柄山中央公園のうち手柄山遊園跡と現市民プールがある北側エリア(約4・3ヘクタール)。用途地域が近隣商業地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
新設体育館の規模は延床面積約19,000㎡を予定、メインアリーナ(5,000席以上)とサブアリーナ(240席以上)のほか、柔道場、弓道場などを設けます。
新市民プールの規模は延床面積約約11,000㎡、屋内競技用の50m(10レーン、2,500席以上)と25m(8レーン、120席以上)から成ります。この他、屋外レジャープール(敷地約8500㎡)と事業者の自主提案施設を整備。2022年1月~2026年5月に設計・建設を進める予定で、開業準備期間を経て、2026年10月月に運営・維持管理を開始する見通しです。
計画概要
建物概要 | 内 容 |
敷地面積 | 42,161 ㎡ |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造+鉄骨造、地下 1 階、地上 4 階 |
建築面積 | 19,798 ㎡ |
延床面積 | 41,584 ㎡ |
新体育館 | 〇メインアリーナ:バレーボール 3 面等、観客席 5,012 席(うち移動観客席 1,800 席)、 車椅子観客席 40 席 〇サブアリーナ:バレーボール 1 面等、観客席 240 席、車椅子観客席 4 席 〇卓球場:10 台 〇柔道場:4 面、観客席 200 席、車椅子観客席 2 席 〇剣道場:4 面、観客席 200 席、車椅子観客席 2 席 〇弓道場:近的・遠的併用、観客席 200 席、車椅子観客席 2 席 〇その他:トレーニングルーム、多目的スタジオ、キッズルーム、センサリールーム、 レストラン、コンビニ等 |
屋内競技用プール | 〇50mプール:可動床(水深 0~3m)、公認(50m、25m兼用)、観客席 2,506 席(うち臨時観客席 986 席)、車椅子観客席 22 席 〇25mプール:水深 1.1m又は 1.4mに変更可、公認、観客席 120 席、車椅子観客席 8 席 |
屋外附属プール | 面積:8,744 ㎡ 〇レジャープール:流れるプール、だんだん深くなるプール、森のスライダー等 〇多目的広場:アウトドアリビングサイト(BBQ等)、アスレチックサイト等 |
※以上は、提案資料として提出されたものであり、実際の整備計画とは異なる場合があります。 |
完成イメージパース
メインアリーナ:バレーボール 3 面等、観客席 5,012 席
50mプール:観客席 2,506 席
レジャープール:流れるプール、だんだん深くなるプール、森のスライダー等(面積:8,744 ㎡)
多目的広場:アウトドアリビングサイト(BBQ等)、アスレチックサイト等
個人的には姫路市立動物園を手柄山に移してきたらどうかと思うのですよね。今の場所はいろいろ制限がありますし。そして御作事所を復元してほしく思います。