『えほんトレイン ジャッキー号』は、人気絵本キャラクター「くまのがっこう」と阪急電車のコラボで、ヘッドマークやドア横ポスターなどをと炒りつけた電車が神戸線、宝塚線、京都線の各線1編成ずつ運行されています。
また、電車の中吊りは、コラボレーションのために、あいはらひろゆき先生とあだちなみ先生が描き下ろしたオリジナルストーリー『奇跡の花園』(きせきのはなぞの)が掲示されており、不思議なおじいさんとの電車での旅のその後が描かれています。
【出展元】
→阪急電車>「くまのがっこう」とのコラボ企画、続編がスタート!
→くまのがっこう>阪急電鉄コラボが延長!第2弾がスタート
ジャッキー号の中づりは、前から気になっていたので、思い切って取材してきました!
くまのがっこう 『奇跡の花園』
絵・あだち なみ 文・あいはら ひろゆき
1:ジャッキーと おにいちゃんたちが 電車の旅をして ひと月ほどたった ある日のこと おじいさんから1通の 手紙が 届きました。
2:そこには 「時を 重ねることで いのちは 花を開く。 さあ 旅の 続きを 楽しんで」と 書いてあって 小さな 種が いっしょに 入っていました。
3:「なんだろう?」ジャッキーは 不思議に 思いましたが その種を お庭に まいて 一生懸命 水やりを しました。
4:しばらくすると その種から かわいい 芽が出て やがて 青々とした 葉っぱがあたり一面に ひろがりました。
5:月が とても きれいな ある夜のこと ジャッキーは 庭にでて 葉っぱの中で 横になりました。 風が ここちよく ふいていて ジャッキーは ほんの すこしだけ 眠りました。
6:ジャッキーが 目をさますと 夢のような 光景が ひろがっていました。 幾千の 色とりどりの 蝶が 葉っぱの中から 一斉に飛び立ち 空を 幾重にも 染めたのでした。それは まるで 奇跡のような 時間だったのです。