『レグナスタワー新梅田』一建設が手掛ける関西初の分譲タワーマンションプロジェクト。うめきた2期西側・福島区に30階建て 現地の最新状況 26.01

レグナスタワー新梅田は、一建設株式会社が大阪市福島区福島7丁目で建設を進めている新築分譲タワーマンションです。同社が関西エリアで供給する初の新築分譲タワーマンションであり、マンション事業においても象徴的なプロジェクトと位置づけられています。

新ビルは、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上30階建て、高さ99.98m(最高高さ106.90m)。敷地面積は1,055.26㎡、建築面積は682.16㎡、延床面積は14,106.62㎡となり、福島区内では中規模クラスのタワーマンションに該当します。総戸数は123戸です。

建築主は一建設、設計は日企設計、施工は多田建設と佐藤工業による共同企業体が担当しています。工事は2025年に着工し、2027年11月下旬に竣工、2028年1月下旬から引渡し開始が予定されています。

全国第2位の分譲マンション市場・大阪での供給判断

大阪府では、2023年に発売された新築分譲マンションが9,501戸に達し、東京都に次いで全国第2位の市場規模となっています。不動産市場としての厚みと安定した需要があることから、首都圏以外での重点供給エリアとして大阪を位置づける事業者も増えています。

なかでも本物件が立地する大阪市福島区は、JR大阪環状線、JR東西線、阪神本線など複数路線が利用でき、大阪市内でも交通利便性の高いエリアとして知られています。JR大阪環状線「福島」駅から徒歩約3分、JR「大阪」駅から徒歩約10分という立地条件は、通勤・通学だけでなく、都心居住ニーズにも対応できる環境です。

うめきた2期西側、「新梅田」と呼ばれるエリアの変化

本物件は、大阪駅北側で進行中の大規模再開発 グラングリーン大阪(うめきた2期区域) の西側に位置するエリア、通称「新梅田」に立地します。再開発区域そのものではないものの、徒歩圏に収まる距離感にあり、周辺では住宅・オフィス・商業機能の更新が段階的に進んでいます。

うめきた再開発の進展により、大阪駅周辺の都市機能が拡張される中で、その周縁部にあたる福島区一帯も居住地としての評価を高めており、一建設はこうした都市構造の変化と将来的な住宅需要の拡大を背景に、本プロジェクトを始動したとしています。

最上位ブランド「レグナス」初のタワーマンション

『レグナスタワー新梅田』は、一建設が展開するマンションブランドの中でも、立地や仕様を厳選した**最上位ブランド「レグナス」**を冠する物件です。この「レグナス」ブランドとしても、全国で初めてのタワーマンションとなり、同社のブランド戦略における試金石といえる存在です。

住戸構成では、26~29階に「The Executive Floor」、最上階30階に「The Premier Floor」を設定し、上層階にはハイグレードな設備仕様を採用しています。眺望性能と居住性の向上を重視した商品企画が特徴です。

制震構造・ZEH-M Orientedを採用した建物性能

建物構造には、ダンパーなどの制震部材を用いた制震構造を採用し、地震時の揺れを軽減する設計としています。構造体の損傷抑制が期待される点が特徴です。

また、高い断熱性能によって省エネルギー性を高める「ZEH-M Oriented」の採用が予定されており、環境性能にも配慮した計画となっています。加えて、一建設独自の安全基準「SAFETY TREE」を導入し、第三者機関による品質監査、トリプルセキュリティ、住宅設備機器10年保証などを組み合わせることで、建物本体だけでなく、日常生活における安心感の確保も図っています。

共用部には内廊下、コンシェルジュサービス、ワークスペースを整備し、都心型タワーマンションとしての機能性と利便性にも配慮されています。

福島区・新梅田エリアにおける今後の位置づけ

2025年には大阪・関西万博の開催も控えており、大阪都心部ではインフラ整備や都市イメージの刷新が続いています。『レグナスタワー新梅田』は、うめきた再開発の進展と連動する立地で供給される分譲タワーマンションとして、今後の福島区および新梅田エリアにおける住宅供給動向を読み解くうえで、ひとつの指標となるプロジェクトと言えそうです。

計画概要



名称:レグナスタワー新梅田
計画名称:(仮称)プレシスタワー大阪福島
所在地:大阪府大阪市福島区7丁目12-5 他(地番)/大阪府大阪市福島区7丁目(住居表示・以下未定)
交通:JR大阪環状線「福島」駅 ほか(徒歩圏)
階数:地上30階
高さ:99.98m
構造:鉄筋コンクリート造
主用途:共同住宅(分譲マンション)
敷地面積:1,056.46㎡
建築面積:651.34㎡
延床面積:14,049.88㎡
容積対象面積:9,449.50㎡
建築主:一建設株式会社
設計者:株式会社 日企設計
施工者:多田建設株式会社 西日本事業本部・佐藤工業株式会社 大阪支店(共同企業体)
工事着手予定:2025年2月初旬
工事完了予定:2028年1月下旬

立面図・配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。


同じく配置図です。

2026年1月の様子


現地の様子です。計画地は旧・関西将棋会館のなにわ筋線を挟んだ向かい側で、以前はファミリーマートやコインパーキングがあった場所です。



真正面から見た様子です。敷地面積は1,056.46㎡で、それほど広くありません。以前ここにあったファミリーマートは何度か利用したことがありますが、この場所にタワーマンションが建つとは、当時は想像もしていませんでした。



北東側から見た様子です。計画名称は「(仮称)プレシスタワー大阪福島」でしたが、物件名は「レグナスタワー新梅田」に決まりました。以前からこの計画をウォッチしている人にとっては、少しややこしいかもしれませんね(笑)。


北西側から見た様子です。冬場の取材は日没が早く、時間との戦いになります。私のカメラでは、このあたりが限界ですね。



最後は、ハイアングルから見た内部の様子です。取材時点では、タワークレーンの組み立てが始まる直前の段階でしたが、現在はすでにクレーンが立ち上がっているものと思われます。

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