大浜北町市有地活用事業は、大阪府堺市堺区大浜北町に建設中アーバンリゾートタウンです。この事業は、アゴーラ・ホスピタリティー・グループの子会社であるアゴーラ大浜合同会社が開発者として、ホテルを中心とした複合施設を建設するもので、ホテルやイベントホール、護岸を活用した交流機能、水上レストランなどの商業機能の導入が含まれます。
民間施設は施設用地「A・B」の2ヶ所に新設。施設用地Aの敷地面積:10,477㎡で、地上11階だて、高さ44m、客室数321室のホテルが建設されます。施設用地Bは、敷地面積:2,067㎡で地上2階、高さ17m、エンターテインメントホー ル(イルカ関連施設)建設されます。
事業者はアゴーラホスピタリティーグループ、設計・監理は株式会社タガミ、施工は堺土建株式会社が担当。用地Aは、アゴーラ大浜合同会社、用地Bはノアファシリティーズ株式会社が整備を行います。現地に掲示されていた労災保険関係成立票によると、工期は2024年12月31日となっていました。【出典元】
→大阪府>大浜北町市有地活用事業の変更提案について
大阪府は、2022年11月25日に大浜北町市有地活用事業の変更提案について公表しました。当初計画よりも大幅に規模が縮小されていますが、ホテル棟の南側が平面駐車場になっており、2期開発を匂わせる施設配置となっています。用地Bはノアファシリティーズ株式会社がンターテインメントホー ル(イルカ関連施設)建設しますが、イルカショーを開催するミニ水族館?が設けられるのでしょうか・・?
平面駐車場は、時々イベントスペースとして活用される様です。
旧堺港を望むシーサイドレストラン。ロマンチックですね。
計画概要
計画名称:大浜北町市有地活用事業
事業者:アゴーラホスピタリティーグループ
用地A:アゴーラ大浜合同会社
用地B:ノアファシリティーズ株式会社
設計・監理:株式会社タガミ
施工:堺土建株式会社
工期:2024年12月31日まで ※掲示されていた労災保険関係成立票による
これまでの経緯(当初の計画)
【出典元】
→大浜北町市有地活用事業の優先交渉権者が決定しました(PDF)
※生粋の堺っ子さんから情報を頂きました、ありがとうございました!
対象地は、南海本線堺駅からほど近い、旧堺港に面した大浜北町市有地です。旧堺港にはマリーナがありクルーザーが多数停泊する日本離れした景観ですが、その背後にリゾートホテルを中心とした新しい商業施設が誕生する事になります。
貿易港としての風格と衣・食・住・遊の融合拠点
アーバンリゾートタウン『ポルトマーレ(仮称)』の誕生
中世以降貿易港として周辺地域活性化に多大なる貢献をしてきた堺旧港が今また新たなる再生の時を迎えています。活性化が叫ばれる今日、衣・食・住・遊をテーマとした施設づくりが求められています。『ポルトマーレ(仮称)』は都心地域西側の活性化の核として、「市民に憩いと交流の場の提供」「まちとしてのにぎわいの創出」を実現すると共に堺新港として地域住民はもとより、堺市域や広範な地域から親しみを持たれ、訪れたくなる拠点となります。
※“ポルト”はポルトガル語で「港」を意味し、“マーレ”は造語でポルトガル語の“マー、Mar”「海」からきており、「海港」を意味する造語◇導入施設概要
1 階:駐車場(乗用車 247 台、大型バス5台※台数は立体駐車場分を含む)
2 階:都市型マルシェスペース・物販飲食施設・アンテナショップ
3 階:シーフードレストラン
4 階:スパ・エステティックサロン・温浴施設
5 – 12 階:ホテル(アゴーラリージェンシー堺アネックス;270 室)
今回の提案内容は、以下の内容が評価され、大浜北町市有地活用事業の優先交渉権者が決定されました。
1,宿泊施設を利用する観光客等により昼夜とも賑わいが創出される2,レストラン等が海に向かい、開放的な空間として整備される
3,宿泊施設利用者に限定せず、観光客や市民も利用できる空間(シーサイドテラス)が配置される
4,既存ホテルでの周辺地域住民に対する交流イベントや、地域行事への参画実績を踏まえ、 本事業においても市民向けの地域活性化イベントを積極的に展開する提案である
最後は少し前の写真ですが、計画地付近の旧堺港の様子です。ここに地上12階建て、延床面積38,735㎡、約270室のリゾートホテルを中心とした複合ビルが建設される時が来るとは・・・。5〜6年前なら想像も出来なかった事ですが、インバウンド観光需要の急激な高まりなど、ホテル需要の高まりから事業者も名乗りを上げる様になったのだと思います。堺市にとって相当インパクトのある再開発計画になるのではないでしょうか。
2024年6月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年12月だったので、約6ヶ月ぶりの撮影です。
ホテルアゴーラプレイス堺港(仮称)の様子です。
真正面から見た様子です。
ホテル付近から、シーサイドレストラン等がはいるB用地を見た様子です。道路沿いに長大なペデストリアンデッキが整備されました。
B用地、商業棟の様子です。再開発エリアのオープンは2025年予定ですが、一足先にAOINAPOLI UMISOBA (アオイナポリ ウミソバ)が2024年6月12日にオープンしました。
真正面から見た様子です。AOINAPOLI UMISOBA (アオイナポリ ウミソバ)はビルの2階と屋上に入居。1階のテナントはまだオープンしてません。
アオイナポリ ウミソバからホテル側を見た様子です。
シーサイドプロムナードから、AOINAPOLI UMISOBA (アオイナポリ ウミソバ)側に続く階段の様子です。
南西側から見た様子です。
近くで見上げた様子です。AOINAPOLI UMISOBA (アオイナポリ ウミソバ)は、CAFE GARBを運営する『バルニバービ』が手掛けています。食レポは別記事でご紹介します。
最後は南側から見た様子です。
2023年12月の様子
現地の様子です。こちらはホテル棟が建設される施設用地Aの様子です。
南西側から見た様子です。ホテル棟の鉄骨建方がかなり進んでいます。
西側から見た様子です。
少しはなれて見た様子です。再開発用地の2階レベルに設けられた歩行者デッキが目を引きます。
歩行者デッキは、防波堤(写真左)と道路に隔てられた再開発用地(写真右)と、シーサードプロムナードや、国道26号線歩道と接続しています。歩行者動線を確保するために、このデッキはとても重要です。
変更計画ではホテル棟の規模が半分程度に縮小されましたが、今後の追加開発を匂わせるリザーブスペースがあります。しばらくは平面駐車場として利用されます。
撮影ポイントを変えて、シーサイドプロムナード側から見た歩行者デッキの様子です。かなりの距離がある事が解ります。
それにしても、旧堺港はアーバンリゾートと呼ぶにふさわしい垢抜けた景観をもっています。
こちらはイルカ施設が設けられる施設用地Bの様子です。
南東側から見たイルカ施設が設けられる施設用地Bの様子です。
再開発が進む旧堺港。多くの人々が行き交う南海本線堺駅のすぐ近くにありながら、どこか閑散としている印象があるこのエリアですが、『大浜北町市有地活用事業』によてって新たな賑わいがもたらされる事になりそうです。
おはようございます(^_^)
https://www.constnews.com/?p=90779
“ 5月末にも着工/南海・堺駅近くに計画する321室のホテル/アゴーラ・ホスピタリティー・グループ ”
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ロング様、早速記事にして頂いてありがとうございます。
この場所は数年前に別の提案者が撤退していますので、今度は是非実現して欲しいです。
堺旧港エリアの活性化に期待しています。
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もっと大規模でもいいぐらいですよね!