2025年4月13日から開幕する大阪・関西万博の注目スポットのひとつが、バンダイナムコグループによる出展パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」に設置された、実物大の「ガンダムNEXT FUTURE像」です。全高は約17m。片膝を立てて、宇宙に手を差し伸べるような独自のポーズが来場者の関心を集めており、SNSを中心に話題が広がっています。
ガンダムが万博会場に降り立つ——「未来へ手を差し伸べる像」

この立像は、2020年から2024年3月まで神奈川県横浜市の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」にて展示されていた、動く実物大ガンダム(RX-78F00)の資材を再利用したもので、関西エリアへの設置は初めてとなります。
今回の像は動作こそしないものの、その存在感は圧倒的です。ガンダムファンはもちろん、国内外の万博来場者に向けて、「宇宙や未来へ手を差し伸べる姿」をコンセプトとしたデザインが施されています。その姿勢が示すのは、ただの巨大ロボットではなく、未来への希望と挑戦です。
片膝立ちポーズに込められた深い配慮と意味

片膝を立てたユニークなポーズは演出的な意味に加え、実は会場内での高さ制限との整合という実務的な理由も兼ねています。万博の会場中央には、約20m前後の高さをもつ「大屋根リング」が設置されており、各パビリオンや展示物にはこれを超えないような高さ配慮が求められていると見られます。
その中で、ガンダム像の全高は約17mに設定。もし直立していれば18mを超えてしまうため、片膝を立てたポーズによって、リングの視界や会場景観との調和を図っているのです。また、この姿勢には「来場者と視線の高さを合わせる」演出意図もあり、単なる制限対応ではなく、むしろメッセージ性と実用性を融合したデザインといえるでしょう。
ガンダムポーズで記念撮影続出、まるで“道頓堀のグリコ”

2025年3月に実施されたテストランでは、多くの来場者がガンダム像の前で、片膝をつき、手を空に向かって差し伸べる「ガンダムポーズ」を真似して写真を撮る姿が見られました。
この光景はまるで、大阪・道頓堀のグリコサインの前で「ゴールインポーズ」を取る観光客のようなノリで、大阪らしい記念撮影スポットとしても定着しつつあるようです。SNSでは「これは映える」「全身で未来を感じられる」といった感想が続出しています。一方で、一部の声として「ポーズがダサい」「立ってほしかった」といった批判的な意見も見られますが、実物を目の前にすれば、そのスケール感と設計意図に納得する来場者が大半です。
ニックネームは「ガンダムNEXT FUTURE像」

この実物大ガンダム像の正式なニックネームは、「ガンダムNEXT FUTURE像(GUNDAM NEXT FUTURE STATUE)」です。パビリオン名と連動し、「これからの未来を象徴するガンダム像」として位置づけられています。
また、パビリオン内では多彩なガンダム関連展示や映像演出も予定されており、単なる立像ではない「未来体験の場」としても高い期待が寄せられています。
万博期間中ずっと見られる。会期は2025年4月13日〜10月13日

この実物大ガンダム像は、大阪・関西万博の会期全体を通じて公開されます。設置場所は夢洲の「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」前。今後もフォトスポットとして、多くの来場者を惹きつけることになりそうです。

未来を見据える万博にふさわしく、ガンダム像は「技術」「文化」「平和の象徴」として新たな役割を担いながら立っています。その膝立ちの姿勢は、私たちが立ち上がる前の一歩を踏みしめる決意そのものかもしれません。
おまけ

万博会場で人気だったこの2体。実は仲良しだった!?
大阪のなんでもアリ感好きィー!
ガンダムの足の裏を見れることはそうそう無いですからね。
あとミニ情報として、このガンダムの脚の部分にみゃくみゃくが隠れミッキーみたいにあるんだとか。
それを探すのもまた一興かと。
こういう遊び心、私は好きだなぁ。