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太宰府天満宮の屋根に“森”が出現!124年ぶりに『御本殿』の大改修を実施、約3年限定の『仮殿』を設置、藤本壮介氏がデザイン



福岡県太宰府市にある太宰府天満宮は2022年11月22日に、124年ぶりに国の重要文化財である「御本殿」の大改修を実施すると発表しました!

太宰府天満宮では、菅原道真公の誕生日が6月25日、命日が2月25日など「25」に縁が深く、25年ごとに式年大祭を行ってきましたが、道真公の没後1125年となる2027年の式年大祭を前に、約3年かけて明治期以来の本殿大改修を行う事になりました。

【出展元】
太宰府天満宮の屋根に“森”が出現。 重要文化財「御本殿」124年ぶり“令和の大改修”に伴い、特別な「仮殿」を建設

 



改修工事では、傷みが目立つ 檜皮葺の屋根や、漆塗りが施された内装などを修復し、防災工事が行われます。

 

「飛梅(とびうめ)伝説」から着想



太宰府天満宮は、約3年間を要する大改修にあたり、改修期間は御本殿前に「仮殿」を建設し、引き続き参拝者を迎える事になりました。仮殿は、御祭神の御神霊(おみたま)を仮安置するために設ける御社殿のことで、仮殿遷座祭の後、神事や参拝は仮殿で行われます。

 

 



太宰府天満宮では、天神さまにもご参拝の皆様にも喜んでいただける場所にとの思いで、仮殿のデザイン・設計を、国内外で活躍する建築家であり、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める藤本壮介氏が率いる『藤本壮介建築設計事務所』に依頼しました。

藤本氏は天神の杜(もり)との調和を重視し、仮殿の屋根に木を植えるデザインを発案。道真公を慕う梅の木が一夜のうちに大宰府まで飛んできた、太宰府に古くから残る「飛梅(とびうめ)伝説」に着想を得たもので、鎮守の杜の豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇まいをつくり上げることがコンセプトとなっています。

 

 



仮殿は、奥行き15m、高さ8mで、緩やかに傾斜した屋根に草木を植えて、周辺の自然との一体感を持たせた建物とする事で、周囲の景観とも調和した、伝統を引き継ぎながら未来へと繋がる仮殿デザインとなりました。

今後のスケジュールですが、令和5年(2023)2月初旬に仮殿着工、令和5年(2023)5月中旬 仮殿が完成。令和5年(2023)5月中旬に御本殿改修工事着工し、令和8年(2026)頃に御本殿改修工事が完了する予定です。

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