福岡市は2020年5月20日に、5月1日現在の推計人口が160万1755人となり、初めて160万人を突破したと発表しました。政令指定都市で人口160万人を超えたのはは横浜、大阪、名古屋、札幌に続いて5都市目で、2012年の市の予測より8年早く到達しました。
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福岡市の推計人口は、市政が施行された明治22年に5万847人からスタートし、昭和50年に100万人を突破、平成25年に150万人に達し、全国的に人口減少が課題となる中でも増え続けています。

福岡市の近年の人口増の主な要因は転入が転出を上回る社会増です。2019年は1万4397人の転入超過で、九州・沖縄からの転入が8割を占めており、同エリアの中枢都市として求心力が高まっています。年代別に見ると15~24歳が8割に上り、九州の若年層の福岡集中が目立つ結果となりました。

市は、企業の進出で就労先が多いことや、増えた税収で高齢者や子育て世帯向けの施策を充実させるなど、生活環境を整備する事で、「住みやすい街」という評価が定着してきたことが人口増加の要因だとみており、15年後までは増加傾向が続くと分析しています。


