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北海道初の“界”ブランド「星野リゾート界 ポロト」は2021年冬オープンを目指す


(Hiroshi Nakamura&NAP)

星野リゾートは、北海道白老郡白老町のポロト湖畔で高級温泉宿泊施設「星野リゾート 界ポロト」の開発を進めます。

「星野リゾート 界ポロト」は、同社が全国16カ所で展開する温泉旅館ブランド「界」の一施設で、建物は4階建て、延べ床面積4900㎡。ポロト湖沿いの敷地9960㎡の中央部にロビー棟や客室42室の宿泊棟、湖岸付近に宿泊客用の露天風呂付き温泉浴場施設を整備します。別棟で日帰り客用の浴場施設も設ける計画です。

【出展元】
北海道・白老(しらおい)町の施設名は「星野リゾート 界 ポロト」に決定

 

 

 


出展:星野リゾート

温泉旅館ブランド「界」は、星野リゾートが「王道なのに、あたらしい。」をテーマに全国展開しており、界 長門(2020年3月12日開業)、界 霧島(2021年開業)、界 別府(2021年開業)に続く19軒目。北海道内での施設展開は占冠村にある「リゾナーレトマム」、旭川市にある「OMO7旭川」に続き3軒目となります。

 

 


出典:林野庁

設計は建築家の中村拓志氏が手掛けます。ポロトとはアイヌ語で大きな湖を意味し、界 ポロトは、この湖を敷地内に大胆に引き込んだ湖上の建築です。白樺林のロビーでは湖から樽前山へと続く雄大な風景がお出迎えします。ラウンジではアイヌの人々の生活の中心であった囲炉裏の火を眺めながらくつろぐことができます。

湖面にはアイヌの建築方法である、丸太組みの三脚構造を再解釈した「カシ」と呼ばれる湯小屋が集落の様に佇みます。まるで湖に浸かっているかのような露天風呂は、モール泉を心行くまで満喫でき、「ココロカムイ」(温泉の神)に感謝を捧げる神聖な空間となります。アイヌの人々の暮らしや自然観、家族観から学び、現代にあった新しい形で再現したデザインとなっています。

 


出展元:公益財団法人 アイヌ民族文化財団

星野リゾートは2018年6月に白老町とパートナーシップ協定を締結。2020年4月の開業予定だったアイヌ文化復興拠点・ウポポイ開業を見据え、旧ポロト温泉跡の町有地を取得しました。当初は2020年度中のオープンを予定していたが、建設資材の高騰や施設配置レイアウトの見直しなどで着工が遅れ、2021年度の開業へずれ込みました。

計画概要
施設名称:星野リゾート 界 ポロト
所在地: 北海道白老郡白老町若草町1-1018-1
敷地面積:9963平米
建築面積:2015平米
延床面積:4906平米
階数:  地上4階
客室数: 42室
設計:  株式会社NAP建築設計事務所、前田建設工業株式会社
着工日: 2020年5月中旬(予定)
開業時期:2021年冬(予定)


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