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ホテル川久に「川久ミュージアム」がオープン、2020年7月1日からオーナーコレクションを一挙公開!


ホテル川久を運営するカラカミ観光株式会社は2020615日付けのニュースリリースで、30年のときを経て、ホテル川久が保管しているオーナーコレクションを一挙公開、私設美術館「川久ミュージアム」として本格始動させると発表しました。

1989年にオープンしたホテル川久は、日本がバブル絶頂期に始動された「世界の数奇屋」を作るプロジェクトとして計画され、誰も見たことがない、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本と、世界中の匠の技術を融合させた唯一無二の、夢の城が建設されました。この前代未聞のプロジェクトは、総工費400億となり、延床面積2万6千㎡、建設期間2年を費やしました。1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる“村野藤吾賞”を受賞。館内外には、オーナーが集めた通常では美術館に展示されるような世界各国の作品の数々が、いたるところにちりばめられており、建築と融合する形で存在しています。

【出展元】
https://www.museum-kawakyu.jp/

 

 

 

ホテル川久は現在、一般のホテルとして運営されていますが、創業当時の面影は今もなお異彩を放ち、一歩足を踏み入れれば日常と時間を忘れてしまう夢の中のような世界が広がります。

館内は、イタリア人職人の手によって敷き詰められた緻密な1,500㎡のローマンモザイクタイルの床、フランス人間国宝の手による壮大な22.5金の金箔ドーム天井、ロビー壁面には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀頃にシリアのものと判明した貴重な鹿と豹のビザンチンモザイク画が埋め込まれるなど、建物自体がすでに美術館レベルです。外壁には中国の紫禁城にのみ使用を許された鮮やかな「老中黄」の瑠璃。世界中のアーティストやアルチザンの匠の技を結集させた理想郷が完成しました。

 

 

 


川久は、通常大規模施工はゼネコンに一任する作業を、すべて各業界の一流の技術を持つアルチザンにオーナーが自ら依頼しました。前出の建築美の他、左官職人久住章氏が主宰する左官集団「花咲団」によるドイツのシュトックマームア技法を用いた疑似大理石で作り上げた1本1億円の柱26本や、土佐漆喰で仕上げたホテルエントランスの大庇、陶芸家加藤元男氏による信長塀や陶板焼きのタイル壁など日本人の匠も多数参加し、その技術と理想が集結した「夢の城」です。

 

 

 

 

私設美術館「川休ミュージアム」が本格始動



 

今回、オープンから30年の時を経て、同館が保管している数百点ものオーナーコレクションを一挙公開、7月1日より私設美術館「川久ミュージアム」として本格始動する事になりました。インテリアから骨董、絵画まで、オーナーが世界各地で買い付けてきたアートの数々を、豪華な空間で堪能できます。

野外にはイギリスの環境彫刻家バリー・フラナガンによる幅6mものうさぎのブロンズ像、 陶芸家、加藤元男氏が手掛けた煉瓦の壁面に見られる陶製の巣箱、館内には、中国清代前期の七宝焼きや陶器、ダリ、シャガール、横山大観など、名だたる画家の作品が並ぶ。また常設展は、イギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーア(18981986)の「母と子」シリーズより26点を公開します。

 


「うさぎ」 バリー・フラナガン(イギリス)

「六曲一双」 中尾淳(日本)

「愛と自由と平和」 ジョルジオ・チェリベルティ(イタリア)

 


ホテル川久は外観を眺めるだけでまだ宿泊した事はありませんが、いつかは泊まってみたいホテルの1つです。今回、ミュージアムが正式にオープンする事になったので、川久に泊まる楽しみがまた1つ増えました。

 

【川久ミュージアム】 
開館時間:10:30-18:00 (入場は閉館の30分前まで)
休館日:年中無休
料金:一般 1000円(税込)高校生・大学生 800円(税込)
※学生証の提示が必要です。
※中学生以下は入場無料 ※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
場所:〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3745(ホテル川久と同じ入口になります)
アクセス: 南紀白浜空港より車で10分
アドベンチャーワールドより車で10分

SNS:Museum_kawakyu (twitter/Instagram)
公式HP:www.museum-kawakyu.jp

1 COMMENT

三刀流

オープンした頃は、我々にはとても近寄れない超豪華な殿堂で、文字通り「高嶺の花」でしたが、今はパック旅行などもあって普通の高級ホテル並みの料金で泊まれ、王様気分を味わえます。こんなのができたのなら、また、泊まりたくなりました。

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