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大阪・茨木市が『阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画(案)』を公表。再開発の起点として西口を再整備


大阪府茨木市は、2020年6月15日に同市が計画している駅前再開発「阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画(案)」を公表しました。開発は西口の再発を起点とし、10年間を一括りにした3段階で計画されています。

10年後を想定したPHASE1は、茨木ビルや永代ビルなど西口を再整備し、東口に医療機能の導入を検討。20年後を想定したPHASE2は交通広場機能の拡充など東口の再整備や、中央大通の一方通行化などに取り組みます。30年後を想定したPHASE3では交通広場機能を東口に集約し、西口を歩行者空間として再整備する事を目指しています。

【出展元】
阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画(案)へのご意見を募集します

 


再開発のPHASE1は西口再整備から始まります。一連の再開発の起点として視覚的・空間的にまちに開かれた駅前空間を創出し、駅と周辺地域をつなぐ動線軸(2軸)を形成するためレイアウトが大幅に刷新されます。土地利用ゾ ーニングの要点は、

駅前広場は公共交通と一般交通を分離、駅前広場出入口の一穴化、駅前広場を囲うように 商業施設を配置、住宅棟を南側に配置、緑地広場を地区北西部の商店街前に配置、などです。

また、駅前に広場・たまり場(人が憩える空間)を連続的につくることで、回遊性を創出し、周辺の商店街や中央通りなどまち全体の連続性につなげる計画です。

 

 

フェーズ1 ~概ね 10 年後を想定~



PHASE1は西口再整備から始まります。一連の再開発の起点として

① 西口における再整備 2 軸(商店街、中央通り)の動線を主軸とし、“まちなか”に開かれた公共空間 (駅前広場)を形成

② 中心市街地に「医療」の都市機能を導入 東口における医療機能の導入

③ 中央通り等における公共空間デザインの整備 質の高い道路空間・沿道空間に関する方針、滞在空間の創出に関する方針等を作

 

 

フェーズ 2 ~概ね 20 年後を想定~

 



PHASE2では東口の再編が行われます。

④ 中心市街地への通過交通対策 (都)茨木寝屋川線、(都)阪急南茨木駅平田線等の道路整備により通過交通を排除

⑤ 東口における再整備 駅前広場の交通機能を拡充

⑥ 中央通りを一方通行化・自動運転による移動支援 道路空間の再配分によるゆとりある歩行者空間の確保および良好な沿道景観の 誘導・自動運転による移動支援

 

 

フェーズ 3 ~概ね 30 年後を想定~



PHASE3では西口広場の交通機能を東口に移転し、西口は歩行者空間となります。

⑦ 西口を歩行者空間として再整備 駅前広場の交通機能を東口に集約し、歩行者空間として再整備

⑧ 中央通りを歩行者空間化 ゆとりある歩行者空間の確保および良好な沿道景観の誘導

 


現在の阪急茨木市駅西口駅前周辺は、1970 年開催の万国博 覧会(大阪万博)に併せて整備され、公共交通機能の充実とともに、住居と商業が一体となったにぎわいのある駅前を目指して整備が行われました。しかし、整備から約50年が経過し、施設の老朽化や社会・経済情勢の変化により、形態や機能の面で今日的なニーズとのアンマッチが生まれ、様々な課題を抱える様になりました。

今回の再々開発案の最終形態は約30年後に完成という遠大な計画ですが、まずは西口広場を再整備するPHASE1に期待がかかります。

 

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1 COMMENT

岩村泰彦

北摂地区の核都市を目標に駅前商業区、郊外居住区を大きく見直し茨木に住みたい、茨木に勤めたい、通いたいと言われる街づくりを進めるべきだと思います。

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