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『広島城三の丸整備等事業』Park-PFIの事業者予定者に中国放送を代表とする「広島城アソシエイツ」を選定!

 



広島市が公募していた『広島城三の丸整備等事業』について、同市は2022年12月5日に、中国放送を代表企業とするグループ「広島城アソシエイツ」を設置等予定者に選定したと発表しました!

『広島城三の丸整備等事業』は、民間の資金やノウハウを活用して広島城のにぎわい創出を目指す広島市の事業で、Park-PFI(公募設置管理制度)を活用して公園整備が行われます。

「広島城アソシエイツ」の提案は、「温故知新」をコンセプトに、1:歴史・文化の発信拠点、2:滞在型の観光地、3:回遊スタイルの定着を図ることで、三の丸のさらなるにぎわいを創出するとしています。

多目的広場、平面駐車場、観光バス乗降場を整備するほか、商業施設ゾーンに飲食店や土産店を誘致、歴史体験も提供。市が整備する歴史館から天守閣へと視線がつながる南北軸に、広島城の景観と融合した歴史テイストの空間を演出する計画です。

【出展元】
→広島市>広島城三の丸整備等事業に関する事業者の公募(令和4年7月15日~)

広島城アソシエイツ

(代表法人)
中国放送

(構成法人等)
RCC文化センター、TBSホールディングス、フジタ広島支店、合人社計画研究所、エヌ・ティ・ティ都市開発、中国新聞社、中国四国博報堂、山下設計関西支社、NTTアーバンバリューサポート、シーケィ・テック


 

 


1:商業施設ゾーン:広島のご当地グルメを楽しめる飲食店、広島の物産品が揃う土産店が出店予定で、歴史体験も提供。

2:多目的広場:お城の景観を楽しみながら快適に過ごせる空間で、常設の鯉城ステージでは広島の伝統芸能・神楽の上演や、番組の公開放送 などを開催。キッチンカーやマルシェも出店。

3:観光バス乗降場

4:景観ゾーン:歴史館、天守閣へと視線がつながる南北軸。 広島城の景観と融合した歴史テイストの空間を演出します。そのほか、観光バス乗降場や平面駐車場を整備。

5:平面駐車場

 



 

商業店舗は、人々が集う中庭を中心にコの字型の建物を設置。外壁を塗り壁、屋根を黒のガルバリウム鋼板立てハゼ葺とし、 和風の雰囲気を漂わせます。また、閉鎖的にならないよう、大きなガラスを各所に用います。広島城の眺望 や水堀を意識したデザインと施設の配置にしています。

また施設内に茶道上田宗箇流が監修したカフェを誘致。また広島の味としておなじみの有名店や着付け、半弓道など市民や観光客が ワクワクするような歴史体験を展開し、「広島城の価値を伝え、残す」取り組みを実施します。

 

 


Park-PFIは、民間事業者に商業施設の営業を許可し、その収益を施設の整備費などに充てるスキームです。Park-PFIでは、収益施設等の設置(工事を含む)期間が最長20年間と期限付の事業の為、コストを掛けた建物が建設しにくいという課題があります。『広島城三の丸整備等事業』では、それらの設定条件下で、広島城の景観を最大限に生かした建築デザインや施設が検討されています。


今後のスケジュール

1:中央公園バス駐車場 令和 5 年(2023 年)4 月 1 日 開業
2:広島城三の丸第 1 期エリア(南側) 令和 7 年(2025 年)3 月頃 開業
3:広島城三の丸第 2 期エリア(北西部) 令和 8 年(2026 年)9 月頃 開業
4:広島城三の丸歴史館 令和 8 年度(2026 年度)開業

 

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