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福ビル街区建替プロジェクトは高さ約96m、延床面積約13.8万㎡の巨大ビル!


福ビル街区建替プロジェクトは、福ビル街区(福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビル〈ビブレ〉を含む街区)の一体的な再開発プロジェクトです。開発コンセプトは「創造交差点 meets different ideas」で、“アジアの拠点都市”としての福岡市の飛躍に貢献できる、商業・オフィス・ホテル等のミクスドユース施設(複合施設)となることを目指しています。職住近接というエリアの特徴を活かし、常に新しいビジネスと文化を生み出す交流の場を整備する計画です。

 

【出展元】
「福ビル街区建替プロジェクト」街区全体の同時開発決定
福ビル街区建替プロジェクト西鉄

 

 

 


西日本鉄道(西鉄)は、「福ビル街区建替プロジェクト」において福岡ビルと天神コアビルとの再開発を進めていましたが、隣接する商業施設「天神ビブレ」が入る天神第一名店ビルも合わせて、3棟を一体開発すると発表しました。一体開発によってできる新ビルは、幅約100m×奥行約80m、高さ約96m、延床面積約13万8,000m2と、天神エリアのなかでもトップクラスの大規模なビルになります。

 

 

これまでは、2期に分ける段階開発を行い、第1期事業で福岡ビルと天神コアビルの建替計画を先行して進め、天神ビブレ部分の天神第一名店ビルは、再開発の時期がずれる見通しでした。

今回、天神ビブレを運営するイオンモールを始めとした関係各所との協議の結果、街区全体の同時開発が可能になったことで、福岡市が推進する建替促進プロジェクト「天神ビッグバン」の期限である2024年までに街区全体の建替完了を目指すことになりました。

 

 



 

フロア構成はこんな感じです。地下2階〜地上4階は大規模な商業施設となり、5〜6階がスカイロビー、7階が設備フロア、8〜17階がオフィス、18〜19階がホテルとなる予定です。様々な都市機能が立体的に入居します。

 

 

 


外装デザインは、世界的な建築設計事務所、KPFが担当。和の伝統を取り入れたフレームデザインに、西鉄電車のレールをイメージした鉄の素材感を活かし、緑化を多用したシンボリックな外観は、天神・福岡の新たなランドマークとして街のブランド向上に貢献します。また、天神明治通り街づくり協議会は、2009年に「アジアで最も創造的なビジネス街を目指す」とグランドデザインに掲げており、同プロジェクトにおいてもこのビジョンの実現に資する開発に取り組んでいくとしています。

現在、建て替える3棟のうち、福岡ビルではすでに解体に着手しており、天神ビブレは20211日に閉館、天神コアも20331日に閉館し、それぞれ204月以降に解体に着手します。新ビルの着工は20217月で、20243月の竣工と同年夏の開業を予定しています。

2 COMMENTS

じげ

間違いなく天神の一等地に、これほどの超大規模ビルが建つことで九州における天神の拠点性は確固たるものになると思います。

何が凄いって、福ビル街区のすぐ東隣、明治通り側は高さ89mの天神ビジネスセンタービルが既に姿を見せつつあり、市役所側のMMTビルについても既に再開発が決まりテナントが既に立ち退きを始めています。間を通る因幡町通も地下通路を新設する工事が進んでいます。南隣のIMSビルについてもすでに建て替えが決まっています。

もはや街そのものを作り替えるほどの大規模PJが連続的に行われています。
高さ制限や容積率といった制限を規制緩和すればこれだけの民間活力を呼び込めるという好例ですね…。

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