九州フィナンシャルグループ本社ビル(KFGビル)は、熊本市西区春日1丁目の元熊本合同倉庫跡地に建設された金融機関のオフィスビルです。
新ビルは、鉄骨造(制震構造)、地上11階、高さ59.76mで、敷地面積:3,011.42㎡、延床面積:16,670.46㎡の規模です。建築主は、九州フィナンシャルグループ、設計は石本・太宏・武元共同企業体、施工は、大成・前田・建吉建設工事共同企業体が担当。2021年 9月16日に竣工し、 同年9月に竣工、12月 6日(月)に全面開業しました。
九州フィナンシャルグループは2015年10月1日に設立された金融持株会社で、肥後銀行と鹿児島銀行とが経営統合して誕生しました。資本金は360億円で、以前は、本社を熊本市中央区紺屋町の肥後紺屋町ビル内に置いていました。
【出展元】
→九州フィナンシャルグループ本社ビル(KFGビル)の開業について
→「九州フィナンシャルグループ本社ビル(仮称)」の建設着手について
→建吉組>九州フィナンシャルグループ本社ビル(KFGビル)
計画概要
【スペック】
名称:九州フィナンシャルグループ本社ビル(KFGビル)
所在地:熊本市西区春日一丁目 12 番 3 号
交通:JR「熊本」駅、熊本市電「熊本駅前」駅
階数:地上11階
高さ:59.76m
構造:鉄骨造(制震構造)
基礎工法:
主用途:銀行・事務所・自動車車庫
敷地面積:3,011.42㎡
建築面積:2,311.97㎡
延床面積:16,670.46㎡
容積率対象面積:
建築主:九州フィナンシャルグループ
設計者:石本・太宏・武元共同企業体
施工者:大成・前田・建吉建設工事共同企業体
着工:2019年03月 ※起工式:2019年4月3日
竣工:2021年09月 ※竣工式:2021年9月16日
開業:2021年12月6日
フロア構成
9~11 階 九州フィナンシャルグループ執務室 等
8 階 九州 FG 証券本社・熊本支店 等
7 階 セミナールーム・食堂・スカイテラス(屋上庭園)
6 階 九州デジタルソリューションズ、グループ会社執務室 等
3~5 階 貸事務所
2 階 九州フィナンシャルグループエントランス(総合受付)、貸事務所 等
1 階 グループ会社店舗 等
完成予想パース
デザインコンセプトは、地域に根ざし成長を続ける「大樹のシルエット」。 風・光・緑(大地)といった環境要素、さらにはその背後に広がる風景までが融合し、「大樹のシ ルエット」を形づくった外観としており、建物を使う人・見る人・通る人など、関係するすべての人々 に向けて新しい豊かさを提供する、としています。
7階スカイテラスイメージ図です。
2階エントランスイメージ図です。
2023年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年10月だったので、約3年5ヶ月振りの取材です。
縦アングルで見た様子です。外観は「大樹」をモチーフに、外装ガラスの雁行や庇の形状による枝葉の広がりをイメージさせることにより、「大樹」のシルエットを表現しています。
真正面から見た様子です。それほど規模は大きくありませんが、デザインが良く自然に注目があるまるビルだと思います。
壁面の様子です。雁行する窓ガラスは、他では見た事が無い非常に独創的なデザインを形作っています。
南東側から見た様子です。
ビルの北側から見た様子です。
最後は、ビルの裏手側を引き気味で見た様子です。
2019年10月の様子
現地の様子です。2019年4月3日 に起工式が執り行われ工事が始まりました。竣工予定は2021年1月頃、ビルの開業は同年3月頃を予定しています。南西側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
最後は南東側から見た様子です。
九州の中心は、かつて熊本であったという話を聞いたことがあります。
経経済的地盤沈下が止まらない大阪と熊本は、そういう意味で似ています。
熊本は、大阪の戦略を参考にしているという話を聞いたことがあります。
名前に九州ってつくけど、本部は福岡ばかりではないんですね。
九州産交や九州学院も熊本県にある。