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長崎県新県庁舎・新長崎県警本部庁舎は、県庁と県警本部に防災緑地を一体的に整備した巨大開発!



長崎駅周辺では西九州新幹線の開通に伴い、大規模な再開発計画が同時多発的に進行しています。

その質・量は地方都市としては破格の規模で、県庁・県警本部の新築移転、長崎駅の高架化と新幹線ホームの整備、新駅ビル(長崎マリオット)の建設、大規模MICE施設(出島メッセ)と外資系ホテル(ヒルトン長崎)の勧誘、駅前広場の再整備が進んでおり、数年後には全く新しい街が誕生します。

【出展元】
→長崎県>新県庁舎の設計
→日建設計>長崎県庁舎 行政棟・議会棟
→グッドデザイン賞2019庁舎、防災緑地 [長崎県庁舎 長崎県警察本部庁舎 
ウッドデザイン賞 受賞作品データベース>長崎県庁舎

 

先陣を切って建設された新庁舎



長崎県庁新庁舎は、駅周辺で複数進行している再開発の中で先陣を切って整備が始まり、長崎駅横(港側)の旧長崎魚市跡地に建設され2017年12月に竣工しました。

旧庁舎はく長崎市江戸町にありましたが、老朽化・狭隘化・分散化などの課題を抱えていた為、長崎駅の港側にあった旧長崎魚市跡地に新庁が計画されました。新庁舎は、長崎県庁舎と長崎県警察本部の移転と防災緑地を整備する巨大開発となりました。

 



新庁舎の計画地は、長崎駅のすぐ南に位置した、夜景で著名な稲佐山など長崎を象徴する山に囲まれた「すり鉢地形」の焦点にあたる立地で、環長崎港地域の最奥にあたり湾奥から外海まで一望できるロケーションです。

 

 

 



新庁舎は、長崎湾への視線を意識した「港の軸」、稲佐山を感じさせる「山の軸」を設定し視覚化することにより、場に秩序を与えてデザインされました。 また、湾への視線や石文化などの長崎らしさ、丘を活かしたオープンスペースを作り出す計画となっています。

 

 



新庁舎は4棟からなる施設群。敷地面積:30,182㎡に、行政棟(46,565㎡)、議会棟(6,699㎡)、駐車場棟(11,639㎡)、警察棟(21,734㎡)の4棟(合計86,637m2)が建設されました。

 

 

長崎県新県庁舎(行政棟・議会棟)


先ずは新県庁を見て行きましょう!様々な角度から撮影したので写真てんこ盛りです。

 

 


新庁舎は『山の軸』と『海の軸』を設定し、それぞれ異なったデザインとなっています。この写真は浦上川越しに西側から見た様子ですがる「山の軸」を意識しており、木製ルーバーが多用した暖かみのあるデザインとなっています。

 

 


旭大橋の歩道から見た様子です。川沿いは比較的シンプルな形状ですが、反対側は非常に複雑なカタチをしています。

 

 



こちらは『港の軸』を意識した南東側の様子です。ズレながら積層したヴォリューム、大きな窓ガラスに白い庇。山側とは一転して海を感じさせる爽やかなデザインとなっています。

 

 

新県庁舎の内部


新県庁の内部を見て行きます。こちらは長崎駅側にあるメインエントランス付近の様子です。

 

 


メインエントランス前のピロティの様子です。天井に大量の木材が使われています。隈研吾さん・・?と思いましたが、調べると違うみたいでビックリしました。

 

館内に入ると、1階〜4階まで吹抜けた大空間が出迎えてくれます。新県庁舎は、県民に優しく、県民が親しみを感じる庁舎を目指し、外装の木製ルーバや室内の天井ルーバなど多くの県産木材が活用されています。

 

 



県庁舎の内部は、階段やスロープを内包した、立体的な吹抜け空間となっており、緑地からこの吹抜け空間を上階まで回遊できるようになっています。

 

 


館内は、かなり複雑なレイアウトで短時間で全体を把握する事ができませんでした・・・

 

8階:展望室・展望テラス


新庁舎の8階には展望室と展望テラスがあり、長崎港を一望する事が出来ます!

 

 



こちらは新庁舎とセットで整備された、長崎漁港防災緑地(おのうえの丘)の様子です。平地の少ない長崎市において、広々としたオープンスペースを確保した憩いの場所になっています。

 

 


展望テラスからは女神大橋が良く見えました!

 

新長崎県警本部庁舎


続いて新長崎県警本部庁舎を見て行きます。

 

 


新警察本部庁舎は、警察棟に求められる機能を保持した上で「港」の風景や行政棟等 との外観と調和したデザインとなっています。

 

 


建物角を曲面で構成し、浦上川線に添うように流れるようなファサードが目を引きます。

 

 



建物各面には末広がりなバルコニーやルーバーを設け、メンテナン スや日射制御に配意した抑揚のあるデザインとなっています。また、新長崎県警本部庁舎の外装ルーバーは木製ではなくレンガを材料としており、長崎らしさを表現ています。

 

 


南東側から見た様子です。見る確度によって表情が異なっています。

 

 


北西側から見た様子です。

 


引き気味で見た様子です。新長崎県警本部庁舎の左側にある背の低い建物は「駐車場棟」です。

 

狙い澄ました施設配置に感動



長崎県庁と県警本部、その真ん中には長崎漁港防災緑地(おのうえの丘)があり、各施設が計画的に整備されています。長崎のウォーターフロントがこんなに整備されている事に、本当に驚きました。

 



おのうえの丘と屋上緑化された駐車場をアップで見た様子です。奥には高架化された長崎駅と新幹線駅舎が見えています。

 



アップで見ると・・・!日本最西端の新幹線駅が真正面に見えました!!駅を中心に計算し尽くされた施設配置に脱帽です。

 

長崎県庁・県警本部 施設概要


行政棟議会棟駐車場棟警察棟
構造RC造RC造RC造RC造・一部S造
規模地上8階地上5階地上3階地上8階
最高高さ39.96m27.75m10.32m35.46m
敷地面積30,182㎡
建築面積10,588㎡1,939㎡4,832㎡4,206㎡
延床面積46,565㎡6,699㎡11,639㎡21,734㎡
駐車台数43台352台55台
建築主長崎県
設計者行政棟・議会棟:日建・松林・池田JV
駐車場棟:飛鳥・M-PLANJV
警察棟:山下設計・建友設計・有馬建築設計事務所JV
施工者鹿島建設
着工2014年12月
竣工2017年12月
 

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