大阪府は、2021年5月19日に、事業者を公募していた万博記念公園駅前周辺地区活性化について、三菱商事都市開発、米ライブビジネス大手のアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)、関電不動産開発で構成する共同企業体を事業予定者に選定したと発表しました!西日本最大級となる、最大収容人数 18,000人(固定観客席13,400席)の大規模アリーナを中心し、商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅を整備する計画で、万博公園駅前が一大都市として生まれ変わる事が明らかになりました!2022年に環境アセスメント開始、2023年に工事着工、2027年 第Ⅰ期(アリーナ等)が開業します。以降、2032年以降、2037年までに順次開業する予定です。
【出展元】 →万博記念公園駅前周辺地区活性化事業者の公募について
Anschutz(アンシュッツ) Entertainment Group, Inc.(AEG)が参画しイベントを勧誘!
事業には世界有数のアリーナ、エンターテインメント・ディ ストリクト開発、スポーツ、音楽興行の総合企業である、Anschutz(アンシュッツ) Entertainment Group, Inc.(AEG)が参画しており、同社のノウハウとネットワークを活用する事で海外から世界的なイベントを勧誘する事が可能となります。AEGはローリング・ストーンズ、テイラー・スウィフト、 セリーヌ・ディオン等の世界ツアーを手がけ、欧米 でプロ・スポーツチーム(ロサンゼルス・レイカー ズ等)を所有。5大陸で数多くのアリーナ、大型劇 場を所有・運営しており、万博アリーナ(仮称)では世界フィギュアスケート選手権 ・プロテニスWTAツアー ・NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦 等の開催を想定しています。
アリーナ棟(西日本最大級のスペック)
アリーナ棟は、西日本最大級の規模となる延床面積 69,550㎡で最大収容人数 18,000人(固定観客席13,400席)。世界フィギュアスケート選手権 ・プロテニスWTAツアー ・NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦 等の開催が可能で、イベント開催年間 165回催、来場者数約180万人/年を想定しています。高速通信環境の整備(5G等の活用) 、タッチレス、キャッシュレス決済 (チケット、飲食、物販など) 、密を避け、時間差を設けた入退場などポストコロナに対応した設備を備えます。
アリーナ棟
■最大収容人数 18,000人(固定観客席13,400席) ■延床面積 69,550㎡ ■想定年間イベント 165回 ■想定来館者数 約180万人/年 ■開業目標 2027年秋頃 (変動する可能性あり)
4期に分けて段階的に整備、アリーナは2027年開業予定
2022年 環境アセスメント開始 2023年 工事着工 2027年 第Ⅰ期(アリーナ等)開業
商業・カジュアルホテル棟(左) ホテル棟、オフィス棟(右)
オフィス棟(左) 共同住宅(右)
これまでの経緯
大阪府のは2019年9月17日に、吹田市の万博記念公園南側の府有地に、民間資本で全国最大規模のアリーナ施設を整備すると発表しました。万博記念公園駅の南側の府有地16.9ヘクタールに、さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナに匹敵する国内最大級のアリーナを整備し、国際的なスポーツ大会や大規模なコンサートの開催を想定し、来春に公募で事業者を選定、2025年大阪・関西万博開催前の開業を目指す計画が進んでいます。
「吹田アリーナ」2事業者が応募 大阪府、12月決定へ:日本経済新聞 https://t.co/Ngr2bhk0Am
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) October 30, 2020
日経新聞が伝える所によると(仮称)吹田アリーナの新設計画について、2事業者が提案書類を提出したとの事です。今後、第三者の審査委員会が提案書やプレゼンテーションを審査し、12月ごろに事業者が決定します。アリーナは2025年大阪・関西万博までに開業する構想でしたが、コロナの影響で公募スケジュールが7カ月遅れ、万博前開業を求めない方針に転換されました。
コロナ禍で、三密空間となるコンサートや集客イベントが自粛対象になり厳しい状態ですが、数年後にはモノレール万博記念公園駅前に、日本最大級の大規模アリーナを中心とするホテルや商業施設を併設した大規模複合施設が誕生する事になります。
アリーナ、ホテル、店舗、オフィス、共同住宅1151戸など開発/万博記念公園駅前周辺地区活性化事業/三菱商事都市開発など(建設ニュース)
https://www.constnews.com/?p=138216
三菱商事都市開発・本日付けニュースリリースより
https://www.mcud.co.jp/news/single/571f31c6a7c6dac8eaa00e078c47cd389f44fc4d.html
「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」に関する大阪府との基本協定締結
アクセスの問題は残りますね。
モノレールだけでは脆弱です。
万博時に使ってたレールは今も残ってたように思うのでまた鉄道敷いてくれないですかね?
せっかくの用地に分譲住宅ができるのが残念です。サブアリーナとか、アリーナ利用者のための立体駐車場にすればいいのにと思います。
定期借地権の土地に共同住宅ということは賃貸住宅でしょうか? それとも、この土地だけ買い取っち分譲住宅にするのでしょうか? 建設費の早期資金回収ということでしょうか?
交通問題は残りましたね。モノレールの千里中央ー万博公園間をピストン輸送するシャトル便でしのぐかしかなさそうです。
府営や市営でなく純民営でここまで大規模な施設誘致とはさすがです。
大規模アリーナは大阪城、万博だけでなく、当然夢洲のIRにも作られるし、MGMもアメリカでは世界的に有名なエンタメ施設を運営しているから、万博との誘致競争が大阪を世界的な都市に押し上げそうで楽しみである。よかったですね。
想像以上の素晴らしい内容!うれしいです( ´∀`)
非常に大規模で魅力的な計画となりましたが、こうなるとやはり交通キャパが大きな懸念材料になりますね。
大阪淀屋さん
兵庫は神戸港アリーナの建設が決定してましたので、三宮以外は順調に計画は進んでるかと思われます。
関西に3拠点のアリーナ構想が揃いましたね。
大阪→吹田+夢洲?+(大阪城H)
神戸→神戸港+(ワールド記念H)
“ 万博公園アリーナ事業者 本年度内に決定へ ” (建通新聞)
https://www.kentsu.co.jp/sp/webnews/view.asp?cd=210127700103&pub=1&su=1
大阪府は、万博記念公園に計画する大規模アリーナ整備の民間事業者公募で、最優秀提案者を3月末までに選定する予定だ。当初は昨年末に選定、公表する予定だったが、コロナ禍の影響などもあり、スケジュールを変更した。
大阪・吹田アリーナ、応募2事業者は「海外系企業」
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO65932810W0A101C2AC8000
万博記念公園(大阪府吹田市)に1万人以上収容できるアリーナを新設する計画を巡り、吉村洋文知事は6日の定例記者会見で、10月30日までに提案書類を提出した2事業者は「海外系の企業」と明らかにした。
府は今後、第三者の審査委員会で提案書やプレゼンテーションを審査し、12月ごろに事業者を決定する計画だ。
府は新アリーナをさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)や横浜アリーナ(横浜市)に匹敵する日本最大級の規模を想定。吉村氏は「西日本随一のアリーナを実現することは、関西の経済活性化に重要だ」と話した。
アリーナは2025年国際博覧会(大阪・関西万博)までに開業する構想だったが、新型コロナウイルスの影響で公募スケジュールが当初予定より7カ月ずれ込むなどし、万博前開業を求めない方針に転換している。
吉村氏は「コロナのハンディを負った分をどうバックアップするか考えながら選定したい」と述べた。
コロナの影響でも東京の各種計画は予定通りで、大阪は少し遅れながらも進んでいるが、神戸になるとJR三宮駅ビルのように見直しとなるのもある。
都市の実力が如実に出ている。
吹田アリーナ長らく報道がなかったので応募者がなかったのかと心配していた、一方の明石公園のアリーナはどうなったのか知りたい。
関西で大阪に二つ、神戸に一つは必要だわな。