出展:大阪府
ビッグニュースです!報道各社が伝えるところによると、大阪府の吉村洋文知事は2019年9月17日の定例記者会見で、吹田市の万博記念公園南側の府有地に、民間資本で全国最大規模のアリーナ施設を整備すると発表ししました。国際的なスポーツ大会や大規模なコンサートの開催を想定し、来春に公募で事業者を選定、2025年大阪・関西万博開催前の開業を目指す計画です。 ※(仮称)エキスポ・アリーナは記事作成の便宜上、管理人が付けた仮称です。正式名称ではありませんのでご注意下さい。ビッグニュース!!
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) September 17, 2019
万博公園にアリーナ 大阪府、25年万博までに開業: 日本経済新聞 https://t.co/IJhDlHAeJx
場所はこちらです。大阪モノレール「万博記念公園駅」南側の府有地約17ヘクタールです。東隣にエキスポシティ、その奥に吹田スタジアムがあります。万博公園近くにあるホテル阪急エキスポパークが2020年2月29日(土)に閉館しまが、同ホテルの閉館は、このアリーナを中心とした再開発に繋がる伏線だったようですうね。

出展:大阪府
以前から京阪神地区はバスケットボールやバレーボールなどの国際的スポーツ大会を開催できる大規模なアリーナ施設の不足が指摘されてきましたが、ようやく新規の大規模アリーナ施設の建設計画が浮上しました。
国際的なスポーツ大会を開催するには1万人以上の固定観客席と競技エリアを確保できる7千平米以上のフロアが必要とされます。京阪神地区では大阪城ホールが最大で、客席9千人、7フロアは3500平米です。大阪城ホールは使いやすい規模と抜群の立地から高い稼働率をたたき出しており、さらなるイベントの呼び込みは施設不足から困難な状況でした。新アリーナの募集要項の内容は検討中ですが、知事は「横浜より大きい規模にしたい。スポーツビジネスは経済波及効果が大きく、大阪の成長に役立つ」とアリーナの必要性を強調しています。横浜アリーナの固定席は約1万1千人です。新アリーナは、こよりも大きい規模で収容1万5千人と伝えられています。この1万5千人はおそらく固定席ではないでしょうか?固定席1万5千人は、東京で建設中の有明アリーナ(1万5千人)と同じで国内最大規模のさいたまスーパーアリーナ(2万2千人)より一回り小さな規模と予想できます。またアリーナ自体は採算が取りにくい事業であるため、ホテルや商業施設の併設を含めた事業提案を求める予定です。

新アリーナ開業に伴う大きな課題は交通アクセスです。アリーナ周辺には大型SC「エキスポシティ」、吹田スタジアム、万博記念公園があり、すでに多くの利用客でに賑わっています。最大のアクセス手段は「大阪モノレール」ですが、利用のピーク時はすでに飽和状態で積み残しが発生するほどです。ここにアリーナの利用客が加わると、乗客を運びきれない事が予想されます。
対策としては大阪モノレールの車両を増結し4両編成→6両編成にする事が考えられます。また抜本的な対策として、井高野どまりの大阪メトロ今里筋線を北進させ、阪急京都線・JR京都線と接続の上、万博記念公園まで延伸するのが良いかもしれません。この案は完全な僕の妄想なので根拠はありません・・。


