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JR岐阜駅前「ツインタワー計画」建設資材や人件費の高騰を受けて規模を縮小。東棟は30階、西棟は20階程度に変更


岐阜市中心部で進められている「ツインタワー計画」が、建設資材や人件費の高騰を受けて規模を縮小することになりました。当初の計画では、地上34階、高さ約130mの高層ビル2棟を建設する予定でしたが、新たな計画では東側のビルが地上30階(約100m)、西側のビルが地上20階(約70m)に変更されました。また、完成時期も延期され、東側のビルは2029年度、西側のビルは2030年度の完成を目指します。

本計画は、JR岐阜駅北側の都市機能を強化し、地域の活性化を目的とする再開発事業です。駅前の超高層ビル群は、新たな商業施設やオフィススペースを提供し、ビジネス環境の向上を図るだけでなく、観光客の誘致にもつながることが期待されています。また、上層階には分譲住宅を整備し、駅前エリアの居住環境を向上させることも目的とされています。


岐阜市と再開発組合は2022年に本計画を発表し、2025年度の着工、2028年度の完成を予定していました。しかし、昨今の建設コストの高騰により、再開発組合は2025年2月14日に計画の縮小と工期の延期を決定。新たな計画では、2025年度内に現在の建物を解体し、東側のビルの建設が進められます。一方、西側のビルは構造の見直しを行い、後に着工する方針です。

この計画の縮小について、柴橋正直市長は「厳しい状況の中で努力してきたが、苦渋の決断として規模の縮小や工期の延長を発表した。何が何でも再開発を実現したいという組合の思いを支援していきたい」と述べました。

過去記事

JR岐阜駅前・地上34階、高さ130mの超高層ツインタワーマンション 『岐阜駅北中央東地区・岐阜駅北中央西地区』現地の最新状況 23.04

1 COMMENT

ガンマ

岐阜駅前は再開発され始めて久しいですが、街全体に活気が乏しく人口を駅前に呼び込む超コンパクトシティな感です。

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