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「H¹O 外苑前」野村不動産が中高層オフィスビル主要構造部に「木造ハイブリッド構造」を積極採用へ!【2022年10月開業予定】



野村不動産は、2021年3月5日付けのニュースリリースで、同社が展開している、従業員10名未満の小規模 オフィスマーケットのニーズに対応したオフィスビルブランド「H¹O(エイチワンオー)」(Human First Office)シリーズにおいて、主要構造部への木造ハイブリッド構造の導入を開始すると発表し、2022 年 10 月開業予定の「H¹O(エイチワンオー)」シリーズ第 12 号物件とんなる「H¹O 外苑前」(2022 年 10 月開業予定)での採用決定しました。主要構造部の柱・梁の一部について木造ハイブリット構造を採用している中高層賃貸オフィスビルの竣工は不動産デベロッパー初となります。

【出展元】
中高層オフィスビル主要構造部に「木造ハイブリッド構造」採用

 


物件概要
物件名 H¹O 外苑前(がいえんまえ)
所在地 東京都渋谷区神宮前三丁目 1 番5(地番)
建物構造/規模 鉄骨造一部木造/地上7階
用途:事務所
貸主 野村不動産株式会社
設計監理:野村不動産、熊谷組
施工:熊谷組首竣工 2022 年 8 月(予定)
開業 2022 年 10 月(予定)

 



 

H¹O 外苑前は、野村不動産が建築主として事業企画及び設計を行い、熊谷組が 2017 年に業務・資本提携した住友林業の木に関する知見を活用し、共同設計を行う事になりました。これまでは、耐震・耐火の観点と建築コストの観点から、中高層オフィスビルでは実現しづらかっ た木造ハイブリッド構造ですが、気候変動・地球温暖化をはじめとする環境問題への社会的関心の高まり を受け、採用が実現。建物全てを木質化するのではなく、ピンポイントで採用する事で現実的な展開が図れる様になりました。

 



木質耐火部材の大臣認定を取得したλ-WOOD *²(ラムダウッド)の使用による中高層オフィスビルの柱・梁一部の木造化によって、 建築時の CO2 排出量約 21t の削減と、木材が成長段階で吸収する CO2 約 19t の固定を実現。今回の木造ハイブリッド構造による CO2 固定量は、計画地(約 453 ㎡)と 同等の広さの土地に杉を植栽した場合の CO₂吸収量約 50 年分*に相当します。

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