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【再都市化ナレッジデータベース】

【和歌山IR】和歌山県がIR整備計画案を公表!「和歌浦にそびえ立つ現代の鳥居」をイメージ、ホテルブランドはシーザーズ・パレス!


和歌山県は2022年2月9日に、県内に誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート(IR)について「和歌山県特定複合観光施設区域整備計画(案)」を公表しました。IR施設の仮称は「IR和歌山」で、計画地は人工島の和歌山マリーナシティの南側23.6ha。「和歌山の自然資源」と「世界最先端のテクノロジー」の融合をテーマに掲げ、MICE施設(国際会議場や展示場)や日本の伝統文化を体験できる「魅力増進施設」、宿泊施設、カジノ施設などを備え、延床面積1500~2000㎡の「eスポーツセンター」も計画されています。

今回公表された整備計画案では、IR区域全体のコンセプトや施設の詳細、施策、経済効果のほか、運営体制やカジノ収益の活用、カジノによる有害な影響の排除、入場料や納付金などの利用見込みなども盛り込まれており、29日から県民のパブリックコメントを募集しています。

【出展元】
和歌山県特定複合観光施設区域整備計画(案)に対する県民意見募集について

 

 

初期投資額は4700億円!



また、和歌山IRの運営事業者として「和歌山IR株式会社」を設立するとの事です。クレアベストニームベンチャーズ(CNV)、クレアベスト・グループ、米カジノ大手のシーザーズ・エンターテインメントの他、日本企業は3社が出資、西松建設の参画が明らかになりました。残り2社の(出資)決済は通っており、社名公表時期について調整中との事です。

初期投資額は4700億円で、30%を出資金、残り70%を借り入れでまかないます。出資金約1450億円のうち55%をCNV、クレアベストグループ、5%をシーザーズ・エンターテインメント、残りの40%を少数株主が負担。7割にあたる約3250億円は、クレディ・スイスが主幹事となり借り入れを予定しています。紀陽銀行とも調整中との事です。経済波及効果は、建設時約7100億円、運営時約3100億円/年、開業時期を2027年秋ごろを目指しており、総来場者は2030年度に1300万人を見込んでいます。

 

 

IR区域内の建築物の配置


施設はMICE棟と本棟の2つが計画されており、敷地東側のMICE棟には6000人以上を収容可能な国際会議場、約2万㎡以上のエクステンション型アリーナを収容し、西側の本棟には日本の伝統文化や温浴体験といった魅力増進施設、2500室以上の宿泊施設、プール、ナイトクラブ、eスポーツセンター、先端医療センターなどの来訪滞在促進施設、カジノなどが含まれています。2棟は1階フロアで接続され、中間に送客施設が配置されます。また、宿泊施設の名称はシーザーズパレスとなっており、20%以上のスイートルームを確保します。



• 敷地北側の道路周辺に駐車場(立体・平置)及び南側に主要建物を配置
• 敷地東側にMICE棟(国際会議場施設及び展示等施設)、西側に本棟(魅力増進施設・宿泊施 設・来訪及び滞在促進施設・カジノ施設等)を配置
• 本棟とMICE棟とは1階フロアで接続され、その中間に送客施設(バスターミナル等)を配置
• 本棟南側には来訪及び滞在促進施設の一部を形成するプールドームを配置
• 敷地西側(現ポルトヨーロッパ)エリアについては、公園を整備

 

 

建築デザインコンセプトは「和歌浦にそびえ立つ現代の鳥居」



和歌山IRの建築デザインコンセプトを「和歌浦にそびえ立つ現代の鳥居」に設定。来訪者が、ここからいまだ世界に知られていない日本の魅力を感じ、新たな観光街道を巡る、そのゲート性を表現しています。建物は、風光明媚な景勝地である和歌浦湾に対し大きくウイングを広げる本棟の建築形態で、びやかな外観デザ インや周辺の景色を映しこむガラスファサードが、オーシャンフロントな周辺景観とは対比的かつシンボリックな景観を形成しています。また、区域内各所のライトアップにより、一体的な特徴ある夜間景観を形成します。

 

迫力ある三層吹き抜けに特徴的なインテリアデザイン



各施設の内装は、機能に即しつつ印象的なデザインを施すことにより新たな Destinationを創造します。本棟エントランス付近の内部空間は、迫力ある三層吹き抜けに特徴的なインテリアデザインを施し、来訪者の記憶に強く残る印象的な空間を形成。本棟とMICE棟をつなぐ通路は、デジタルストリートとしてIR施設の中心動線を形成するとともに、訪れる方々にここでしか味わえない印象的な空間体験を提供します。

 

 

ホテルはシーザーズ・パレスが運営

出展:Caesars Palace Hotel & Casino

世界中から集客した来場者が長期滞在できる、幅広いニーズに対応した宿泊施設を設置します。宿泊施設は全てホテル形式で、「Typical Room」「Players Suite」「VIP Suite」など複数タイプの客室で構成されています。ホテルブランドは、シーザーズ・エンターテインメントの「シーザーズ・パレス」で運営します。総客室数は2,546室で、スイートルームは614室と全体の約24%を占め、国際的なIR施設と比較しても高いスペックを誇ります。

 

 

複数のMICEの同時開催が可能な展示場



最大収容6,000人以上の大会議場と合計6,000人以上収容の中小会議室で構成され、政府や国際団体が主催する国際会議から各業界・協会が主催する大型カンファレンスまで、世界トップクラスの会合について余裕を持って開催することができる国内随一のキャパシティをもつ施設を整備します。

約2万㎡の展示場は、エクステンション型アリーナの機能を備えているため多様なMICEイベントの開催が可能です。 2フロア(各約12,000㎡)に渡って配置され、複数のMICEの同時開催に適しており、施設の稼働率 を向上させることが可能な計画です。 国内開催におけるボリュームゾーンである1万㎡台の中規模の展示会にも余裕をもって対応可能なキャパシティを有しており、地域の産業領域と密接な連携を行いながら“創出型”で企画・誘致を行う構想です。

 

大きすぎる施設規模、採算ベースに載せられるのか?

 



和歌山IRの施設計画は上の図の通りでIR整備法が求める内容、規模にそった物となっています。総延べ床面積約は69.7万㎡に達しており、大阪IRと同規模の巨大施設が計画されており、計画通りの集客が見込めたとしても、採算ベースに載せられるのか?はかなり不透明だと思います。今後見直しが入り現実的な規模に落とし込まれる事を期待したいですね。

また、和歌山IRと、実現可能が最も高い大阪IRとの関係性については、シンガポールの2つのIR、マリーナベイサンズ(都市型)とリゾート・ワールド・セントーサ(マリンリゾート型)の関係性をイメージしている様子です。

リゾート・ワールド・セントーサは、海に面したマリンリゾート型IRで、近くにある都市型IR(マリーナベイサンズ)と相乗効果を発揮している。また、ゼロベースの人工島から新たなDestinationを創造し、VIPの長期滞在+ファミリー層向けのターゲティングに成功しています。和歌山IRは、ズバリ、シンガポールにおけるリゾート・ワールド・セントーサの立ち位置を狙っています。

 

 

参考:IR実施法が定める施設概要

IR実施法が定めるIR施設の定義は以下を一体化した施設で、施行令ではIR施設の構成施設ごとに整備規模の要件を規定されています。

1:カジノ
2:国際会議場
3:展示施設
4:日本の観光に関する魅力増進施設
5:送客機能施設
6:宿泊施設(ホテル)-を一体化した施設。


ホテル:全客室の合計床面積をおおむね10万㎡以上

MICE施設:最大規模会議室の収容人数はおおむね1000人以上、展示施設の規模は国際会議場の収容人数に応じ、要件としてA〜Cの何れかを求めるています。国際会議場内に設ける最大規模会議室の収容人数が・・・

A:約1000人以上3000人未満 →展示施設床面積 約12万㎡以上
B:約3000人以上6000人未満 →展示施設床面積 約6万㎡以上
C:約6000人以上       →展示施設床面積 約2万㎡以上

カジノ施設:IR施設1カ所当たりに確保できるカジノ専用スペースの上限面積は総延べ床面積の3%

 

計画概要



IR施設名称:IR和歌山(仮称)
所在地:和歌山マリーナシティ(和歌山県和歌山市毛見字馬瀬)
敷地面積:約23.6万㎡

施設概要
MICE施設(国際会議場や展示場)
日本の伝統文化を体験できる「魅力増進施設」
宿泊施設、カジノ施設などを備え、
延床面積1500~2000㎡の「eスポーツセンター」も計画

運営事業者:「和歌山IR株式会社」を設立
クレアベストニームベンチャーズ(CNV)クレアベスト・グループ、
シーザーズ・エンターテインメント
日本企業は3社が出資。西松建設と残り2社の(出資)決済は通っている。社名公表時期について調整中

初期投資額:4700億円
70%を借り入れ、融資枠組みの主幹事はクレディ・スイス、紀陽銀行とも調整中

経済波及効果
建設時:約7100億円
運営時:約3100億円/年
 総来場者:2030年度に1300万人

開業時期:2027年秋ごろ

 

1 COMMENT

福島区民

和歌山IRが約70万㎡で4700億、大阪IRが約77万㎡で10800億。投資額が倍以上なのに延面積はあまり変わらず。この差はどこにあるのだろうか?

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