※読売テレビ新社屋が建設される前の写真です
松下IMPビルは大阪市中央区城見1丁目のOBPに所在する、地上26階建て、高さ125m、延床面積約8.5万㎡の超高層ビルで事務所・店舗・多目的ホール等で構成された複合オフィスビルです。建築主はMID都市開発、設計は日建設計、施工は鹿島建設など他6社JVが担当し1990年に竣工しました。施設名称のIMPは、International Market Place(インターナショナル・マーケット・プレイス)の略称です。
【出展元】
→関電プロパティーズ>松下IMPビル
→ガウ・キャピタル・パートナーズが30億米ドル規模のオフィス特化型 Jリートを非公開
→香港のガウ・キャピタル、日本に最大5300億円投資へ-円安生かす
香港 ガウ・キャピタルがIMPを取得
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※読売テレビ新社屋が建設される前の写真です
現在のIMPビルの所有者は香港の大手不動産ファンド、ガウ・キャピタル・パートナーズのファンドで、2020年に同社が(米)ローンスターから約390億円で取得しました。先日、ブルームバーグはガウ・キャピタルが円安を生かして今後1年半~2年間に約35億-40億ドル(約4700億-5300億円)を日本に投資する方針である事を伝えました。米国など他国・地域の中央銀行とは対照的に、日銀が低金利を維持する政策を続けているため、海外の機関投資家にとって日本の不動産市場は魅力的になっている様です。
リニューアルが行われた松下IMPビル
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あまり動きの無かった松下IMPビルですが、関電プロパティーズさんから、ガウ・キャピタル主導でリニューアル工事が行われてる、との情報を頂き早速取材してきました!
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そでは館内の様子を見て行きましょう!中央部のアトリウムの様子です。おおお!平成初期のインテリジェントビルが流行った頃、バブルの残り香を感じるデザインからイマドキのモダンなデザインに変わりました。
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今回のリニューアルのポイントは近接する大阪城との文脈を取り入れたデザインです。デザインコアは大阪城の要素から引用した「城郭、石垣、梅林」、カラースキームも大阪城の色の要素である「ゴールド、ブラウン、グリーン」をベースカラーに据えて各色が展開されています。
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アトリウムにはワーカーや来館者が寛げるスペースが設けられました。
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こちらは1階の商業ゾーンの様子です。センター通路が大幅にリニューアルされていました。丸い照明は梅をイメージしています。
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天井、柱を中心に美装化が行われ一気に現代的な装いになりました。
3階EVホールとサンルーム
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エレベータホールの様子です。こちらもリニューアルされています。不整形な天井照明は大阪城の石垣をモチーフにしています。
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3階の北側にあった未使用ペースは、OBPのランドマークタワーである「ツイン21」を愛でながら休憩するスペースとして生まれ変わりました!
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サンルームから見たツイン21の様子です。10年ほど前に中長期的に建替えを視野にいれた再開発が噂されたツイン21ですが、現時点ではその様な動きはない様子です。
11階EVホール
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続いて募集区画がある11階の様子を見て行きましょう!
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化粧室の様子です。こちらも美しくリニューアルされています。
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エレベーターホールから見た外の様子です。
1405㎡(425坪)の事務所スペース
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フロアは47.5mの横連窓を南北両面にとった面積1405㎡(425坪)の事務所スペースで、共用部を両側に分けたダブルコア方式で構成されています。
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室内は3.2mのモジュール設計と合わせてレイアウトしやすく使いやすいサイズになっています。
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まるでドラマに出てくる様な、広大な執務空間が圧巻の光景です。
大阪城を見下ろす場所にオフィスを構える!
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IMPの売りの一つは居室からの眺めです。眼前に広がる大阪城公園の緑はワーカーの心を癒やしてくれます。またそびえ立つ天守閣は特別な場所であるかの様に思わせます。海外に拠点を持つ企業であれば、世界的に有名なランドマークである「大阪城」を見下ろすビルにオフィスを構えている事は、アピールポイントの1つになりそうですね。
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新しいインテリジェントビルだと思っていた松下IMPビルが竣工後32年も経過している事に改めて驚きました。今回のリニューアルを経てまだまだ現役で活躍が続きそうですね。