
関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)を運営する関西エアポートが7月26日に発表した2017年上期(暦年)の利用実績(速報値)によると、関西空港の国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同期比8%増の1331万6334人で、上期(暦年)としては過去最高を記録しました。総旅客数1331万6334人のうち、国際線旅客数は9%増の1001万9478人で、上期では初めて1000万人を突破、過去最高となりました。
関空の好調をささえているのは外国人旅客。一時の爆買い時期から減った印象がありますが、外国人旅客は現在も増加の一途をたどっており、前年比12%増の678万9475人を記録しました。一方日本人旅客は5%増の313万6153人で外国人旅客が日本人の2倍となっています。これらの数値は、いずれも過去最高。また懸案の国内線旅客数は5%増の329万6856人で、2年ぶりに前年を上回りました。
【出典元】
→関西エアポート>関西国際空港 大阪国際空港 2017年(平成29 年)6 月利用状況(速報値)(PDF)

外国人入国者数 2017年6月(速報値)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001186183
新千歳 107,263人 (35.0%)※前年同月比
羽田 284,186人 (10.7%)
成田 599,147人 ( 9.4%)
中部 106,529人 ( 7.1%)
関西 584,537人 (14.2%)
福岡 171,337人 (63.4%)
那覇 150,293人 (14.6%)
外国人旅客数の増加が関空の成長の源泉ですが、2017年6月単月の速報値を見ても前年比14.2%も増加しており、外国人旅客数が成田を追い抜く事は確実な情勢です。もちろん首都圏には羽田がありますので成田+羽田の総数では、まだ差がありますが、関空の伸び率が高いので総数でも徐々に縮まっており、大検討と言えると思います。

